山川穂高選手、苦境を乗り越え今季の成績を振り返る
◆西武1―4ソフトバンク(27日、ベルーナドーム) ソフトバンクの山川穂高内野手(33)は、移籍2年目のシーズンを苦しみながらも乗り越えつつある昨シーズンは全試合で4番打者として出場し、本塁打王と打点王の2冠を獲得したが、今季は一転、5月中旬に4番から外れるなどの苦境を味わった
彼は「何一つうまくいかなかった
本当にチームに救われた」と振り返り、メンバーの離脱が続く中での責任感を強調した
今年と昨年の連覇は誇りに思うとも語っている
開幕から「MVPトリオ」と称される近藤健介や柳田悠岐がケガで離脱したことで、山川にかかる期待は大きく、5月上旬には打率が1割台に落ち込むなど打撃不振に陥った
小久保裕紀監督からも監督室に呼ばれ、初めて4番から外される決断を伝えられた際、ショックは少なく、異なる視点を持っていたという
「西武の時もあったので、こうなるだろうと思っていた」と述べた
7番で出場した試合では意地の2ランを放つも、調子の回復には時間がかかった
交流戦では一時スタメンから外れ、ファームでのリフレッシュ調整も行い、さらには髪を丸刈りにするなど新たな気持ちで臨む姿勢を見せた
「(日本ハムの)レイエス選手が春先に調子を崩した時に髪を切って打ち始めた
それを見て、いいなと思って」と新たな挑戦に意気込む様子が伺えたが、思うような成果には繋がらなかった
優勝争いが進む中、山川はスタメンに出たり出なかったりが続き、代打での一打席勝負も増えている
シーズン終了時点での成績は、打率2割2分5厘、21本塁打、56打点
西武戦では意地の2安打を放ち、「成績には納得していないけれど、今日は良い感じがした
CS(クライマックスシリーズ)で、今日のような打撃ができるようにしたい」と再起を誓った
彼にはまだ逆襲のチャンスが残されている
山川穂高選手が経験する振れ幅と苦境は、プロスポーツ選手にとってつきものです。彼の奮闘は、選手としての成長や精神力を物語るものであり、今後の活躍がますます楽しみです。
キーワード解説
- 移籍とは?他のチームにファームから起用された選手が移ることを指し、新しい環境で戦うことを意味する。
- 打率とは?選手が打席に立った際、何回ヒットを打ったかの割合を示す指標で、選手の打撃成績を測る重要な要素である。
- 本塁打王とは?シーズン中に最も多くの本塁打を打った選手に与えられるタイトルを指し、打撃の力を証明するものである。
- 打点とは?選手が自身の打撃でチームに得点をもたらした回数を示す指標で、攻撃面での貢献を测るために使用される。
- 代打とは?先発選手が打席に立てない場合に、代わりに出て打撃を行う選手を指し、試合の重要な局面で起用される。

