阪神、大山がプロ通算150号本塁打も接戦を落とす
「阪神3－5中日」（27日、甲子園球場）で、阪神タイガースは接戦を落とし、残念ながら敗戦となった先発投手の大竹は、3年連続2桁勝利を目指していたが、8回を投げ5失点し今季4敗目を喫した
一方、打線は7回に大山がプロ通算150号となる今季13号の3ランホームランを打った
この節目の一発に対し、デイリースポーツ評論家の岡義朗氏は『風の通り道』に乗った本塁打だと指摘している
大山の150号本塁打のタイミング
大山が打ったのは4点ビハインドの7回、2死一、二塁という場面中日2番手の藤嶋のカウント2－2からの低目直球を見事に右方向へ運んだ
甲子園球場の特徴について岡氏は詳述しており、右翼から左翼へ吹く風と、秋口に風向きが変わることを述べた
また、甲子園特有の低いライナーの打球の飛び方についても触れ、『風の通り道』の作用で打球が伸びると説明している
フライボールとライナーの違い
一般的にホームランを打つ際、高い放物線を描く打球はバックスピンの回転量が多く、風の影響を大きく受けるしかし、低いハーフライナーのような打球はバックスピンの回転量が少なく、風の影響を受けることは少ない
大山の本塁打はまさにこのような打球軌道であり、スイング時にしっかりと押し込んでいたことが成功の要因だと言える
大竹のピッチングと本塁打の背景
しかし、先発の大竹は、6回に山本と細川からの本塁打を浴びるなど、8回5失点という結果両者のホームランは風に乗ったような左方向への打球であった
岡氏によると、大竹が山本に打たれたボールは浮いたチェンジアップで、細川のホームランは捕手・坂本のミットと違い、球が高めにいってしまったものである
このような失投が痛手となった
今回の試合では、阪神タイガースの大山選手が150号本塁打を打ったものの、チームは敗戦を喫しました。特に大竹投手は失点が多く、これが悔やまれる結果となりました。また、風の影響や打球の特性についての解説も非常に興味深く、プロの投手と打者の技術の違いを感じました。
キーワード解説
- 本塁打とは？：野球における本塁打とは、打者が打ったボールがフェンスを越えるか、グラウンド内でも打者が一周して得点できるヒットのことを指します。
- バックスピンとは？：バックスピンとは、ボールが後ろ向きに回転することを指し、これによりボールが空中で浮かび上がる効果があります。
- チェンジアップとは？：チェンジアップとは、投手が投げる球種の一つで、速い球と見せかけて実際には速度を落とすことで打者を惑わせる球です。
