柳町達外野手の成長とソフトバンクへの貢献

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ソフトバンクホークスの柳町達外野手(28)は、開幕から2軍スタートの苦境を乗り越え、チームにとって欠かせない存在へと成長を遂げた

今季は、初の交流戦MVPに輝き、出塁率はリーグトップの3割8分6厘、打率も2割9分6厘と主力打者として活躍し、チームのリーグ優勝に貢献している

「今年は規定打席も達成できたし、去年よりはチームに貢献できたんじゃないかなと思っているので、去年よりうれしい」と喜びの声をあげた

成長の背景にある技術と努力

柳町選手は、プロ入り6年目にして本領を発揮し始めた

長谷川勇也R&Dグループスキルコーチは、「効率よく力を伝えている

ボールの芯をバットの芯でコンタクトする能力が高い」と柳町の打撃技術を高く評価する

特に、フィジカルな強さを持つ選手が多い中で、結果を残している彼の努力は非常に印象的で、「アマチュア時代から試行錯誤を重ねて取り組んできたに違いない」と語った

芯で捉える技術の重要性

柳町は、自身の体格について「もともと細身だったので、ちゃんと捉えないと打球が飛ばなかった」と回顧する

小中学校時代は、打球を遠くに飛ばすために「芯で捉える」技術を習得した

彼は、「『芯で打つ』が僕の楽しさじゃないですけど、野球がうまくなるためにはそこを伸ばした方が生きていけるのかな」と振り返る

幼少期からの努力が、今の成功へと繋がっていることを伺わせる

打撃スタイルの変化

今年は、引っ張り方向にも強い打球を打つことを意識し、試行錯誤を続けた

昨季は流し打ちが得意で、右方向への打球が少なかったが、今季は広角に打つことを目指している

長谷川コーチは、「引っ張り方向はミスが出やすい」ことを指摘したが、柳町選手は試合中に振り方を変えることで、右方向に強い打球を量産する工夫を重ねてきた

まとめ
今季までで、柳町は左方向に40安打、右方向に36安打を記録

成長した打者として、チームに不可欠な存在へと成長した

「近藤(健介)の次にボールに力を伝えるのがうまい」と長谷川コーチが語るように、今後はさらに日本一を狙うチームの中で影響力を発揮していくことが期待される

柳町達外野手の成長は、選手としての努力と技術が実を結んだ証です。彼は苦しい2軍スタートを経て、打者としてだけでなくチームの柱としても存在感を示しており、今後の成長が楽しみです。
キーワード解説

  • 出塁率とは?:出塁率は、打席数に対して選手がどれだけ塁に出ることができたかを示す指標で、選手の打撃能力を評価する重要な数字です。
  • 規定打席とは?:規定打席は、選手がシーズン中に一定の試合数で打席に立ったことを示し、通常は打席数が特定の数を越えることが求められます。
  • 芯で捉えるとは?:芯で捉えるとは、バットの「芯」とボールの「芯」が接触することを指し、これによりボールを遠くに飛ばすことができる技術です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。