プロ野球セ・リーグ 27日に劇的逆転勝利を収めた巨人と好投の中日
2025年9月27日、プロ野球セ・リーグでは、各地で白熱した3試合が行われた3位の読売ジャイアンツ(以下、巨人)は、2位の横浜DeNAベイスターズ(以下、DeNA)との対戦で負けられない状況に直面していた
巨人の先発投手グリフィンと2番手西舘勇陽は、試合序盤の4回までに5点のビハインドを負う厳しい展開に
ここで先発投手が4回までに失点を重ねることを「早期降板」と呼ぶが、これによりチームの試合運びが難しくなるケースが多い
しかし、巨人の打線は後半7回に反撃を開始
四球や連打で得点を重ね、1アウト満塁のチャンスをつくる
泉口友汰と岡本和真がいずれも押し出し四球を選び2点を追加、2点差に詰め寄る
さらに8回には失点して4-8となるも、最終9回に岡本選手や中山礼都選手のタイムリーで1点差に迫り、最後は佐々木俊輔選手の2点タイムリーで逆転に成功
試合をマルティネス投手が締めくくり、劇的な勝利を手にした
また、中日ドラゴンズは首位の阪神タイガースと対戦
先発投手の髙橋宏斗投手は、7回途中で2失点し、7奪三振という好成績で奪三振王争いのトップに浮上
中日の打線は6回に山本泰寛選手と細川成也選手のホームランで一挙4得点し、その後の阪神の反撃にも耐えて勝利を収めた
さらに、6位の東京ヤクルトスワローズは5位の広島東洋カープと戦い、先制点を許すも、村上宗隆選手の20号2ランホームランや山田哲人選手の12号ソロホームランで逆転
しかし、こちらも要所を締める投手リレーで逃げ切りに成功した
この結果、巨人とDeNAのゲーム差は「2.5」に縮まり、残り試合数は3となった
DeNAは次戦で勝利または引き分けで2位が確定する一方、巨人は負けられない戦いが続く
| 試合結果 | 勝利投手 | 敗戦投手 | セーブ | 本塁打 |
|---|---|---|---|---|
| 巨人 9-8 DeNA | 平内龍太 | 伊勢大夢 | マルティネス | キャベッジ17号, 桑原将志6号, 佐野恵太14号, 蝦名達夫7号 |
| 中日 5-3 阪神 | 髙橋宏斗 | 大竹耕太郎 | 松山晋也 | 山本泰寛4号, 細川成也19号, 大山悠輔13号 |
| ヤクルト 3-1 広島 | 吉村貢司郎 | 森翔平 | 星知弥 | 村上宗隆20号, 山田哲人12号 |
キーワード解説
- セ・リーグとは?プロ野球のリーグの一つで、特に交流戦などで盛況を極める。
- 押し出し四球とは?打者が四球で出塁した時に、そのボールがボールカウントで規定のストライク数を超えることにより得点になる現象のこと。
- 奪三振王とは?一シーズンにおいて最も三振を奪った投手に与えられるタイトルで、投手にとって重要な指標となる。

