阪神タイガースの原口文仁選手が今季限りで現役引退を発表

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阪神タイガースは29日、33歳の内野手・原口文仁選手の現役引退を発表しました

近日中に引退会見が予定されており、虎の精神的支柱として知られる原口選手がタテジマのユニホームを脱ぐことになります

原口選手は2009年に帝京高校からドラフト6位で阪神に入団

プロ入りから16年間、チームに尽力してきましたが、数々の故障に悩まされることとなりました

特に2013年には椎間板ヘルニアを抱え、育成契約に移行するなど、そのキャリアは逆境の連続でした

しかし、2016年には支配下選手に復帰し、逆境を跳ね返す姿勢が多くのファンに希望を与えました

2019年には大腸がんを告白し、手術とリハビリを経て同年6月4日のロッテ戦で代打として出場

見事に適時打を放ち、ファンを喜ばせました

このような困難を克服し続けた原口選手は、2022年から捕手から野手登録に変更

在籍期間中、特に今年のリーグ制覇や日本一にも貢献するなど、チームの勝利に寄与してきました

今季は開幕一軍に名を連ねたものの、期待に応えられず低迷

4月には登録を抹消され、ファームでの調整を強いられました

9月13日には巨人戦でヘッドスライディングを決め、内野安打を記録するなどの活躍はありましたが、最終的には15試合の出場で打率0割6分7厘、2打点と力を発揮できませんでした

ついに現役引退を決意した原口選手は、自身の公式Xでファンや球団、家族への感謝の意を表明

「これからは義のステージで、野球と社会に恩返ししていきます」と今後の目標についても触れています

原口選手の現役引退は、阪神タイガースファンにとって大きなニュースです。彼は数々の障害を乗り越え、プロスポーツの世界で戦い続けました。特に大腸がんを克服した事例は、多くの人々に勇気を与えるものでした。このような選手の引退は寂しさを感じますが、彼が新たなステージで活躍することを期待したいです。
キーワード解説

  • 内野手とは?:野球において、内野を守る選手のことを指します。主に、一塁、二塁、三塁、遊撃のポジションでプレーします。
  • 支配下選手とは?:プロ野球の選手契約の一種で、球団と正式に契約した選手を指します。育成選手とは異なり、支配下選手は一軍の試合に出場できます。
  • フリーエージェント(FA)権とは?:特定の条件を満たした選手が、それまで所属していた球団以外のチームと契約できる権利のことです。

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