DeNAの武田がプロ初勝利、無事にマウンドを経験
◇セ・リーグ DeNA9-6ヤクルト(2025年10月1日 横浜) 神奈川県横浜市で行われた試合で、DeNAの高卒2年目左腕・武田陸玖選手が、1軍初昇格の日にプロ初勝利を達成しました緊張の中リリーフカーでの移動を経て、マウンドに立った武田選手は、プレッシャーを感じることなく「勝てたことがうれしかった」と語りました
試合の振り返り
試合は5-4の6回、4番手投手として登板2死二塁の場面で代打・鈴木叶選手に中前に適時打を許し同点に追いつかれましたが、その後の攻撃で佐野選手が勝ち越しの3ランを放ち、武田選手にとって大切な白星をもたらしました
投球内容は1イニングで2安打1失点という成績でした
選手の背景と直面した障害
武田選手は高校通算31本塁打を記録した実力者で、高校時代からその非凡なセンスを発揮していますプロ入り後は投打二刀流に挑戦していましたが、今年9月に外野手から投手に変更し、投手専念の決断を下しました
この1年は右肩の手術を受けるなどの厳しいケガに悩まされましたが、今季の2軍戦では14試合に登板し、防御率は3.75と安定した成績を残しています
監督の評価と今後の展望
試合後、三浦監督は武田選手の投球について「緊張していないとのことで驚いた」とその素質を絶賛しました今季限りで退任する三浦監督は、「リーグ優勝の約束を果たせずすみません
CSを勝ち上がり、もう一度皆さんと(日本一の)あの景色を見たいと思います」とファンへの約束を述べました
選手プロフィール
武田 陸玖(たけだ・りく)さんは、2005年6月6日生まれの20歳山形県出身で、山形中央高校では31本塁打を記録し、甲子園には出場していないものの、U18W杯で日本代表に選ばれています
今年のドラフトで3位指名されDeNAに入団しました
武田選手のプロ初勝利は、彼の努力の成果と成長を示しています。若手選手が大舞台で結果を出すことはチームにとっても重要で、今後の活躍がますます期待されます。さらに、三浦監督の優れた指導力も彼の成長に寄与していることでしょう。チーム全体が元気を取り戻し、さらなる高みを目指すことでしょう。
キーワード解説
- プロ初勝利とは?:選手がプロとして初めて勝利を収めることを指します。これまでの努力や練習の成果が実を結ぶ瞬間です。
- リリーフカーとは?:試合中に選手がマウンドに向かうために使用される車両のことです。選手が登板するときのワクワクと緊張感を象徴しています。
- 防御率とは?:投手が試合でどれだけ点を取られにくいかを示す指標です。通常、0.00が理想とされ、数字が小さいほど優れた投手とされます。

