阪神タイガースの今オフの課題と選手契約の行方
圧倒的な強さで「独走優勝」を決めた阪神タイガースだが、クライマックスシリーズ（以下=CS）までのモチベーション維持や選手契約に関する悩みも抱えているその中で、特に注目されるのは、2位確定の横浜DeNAベイスターズの9月の活躍だ
同チームは、この月に16勝5敗1分けと驚異的な成績を残しており、先発投手らの調子も上昇している
また、三浦大輔監督の退任がチーム結束のきっかけとなる可能性もある
阪神から見てもDeNAの警戒感が高まりつつあり、より一層の準備が求められる
さらに、阪神選手の成績向上が今オフの契約更改での大きな要因となる
特に、近本光司（30）は入団から7年連続130本安打を達成し、国内フリーエージェント権（FA）を取得した
球団社長の粟井一夫氏は全力での慰留を誓っているものの、近本の推定年俸は3億7000万円であり、交渉は『5年25億円』からスタートする見込みだ
このような契約交渉は、チームの戦力バランスにも影響を及ぼすだろう
今季、阪神選手のうち年俸1億円以上を受け取っている選手は15人に達し、昇給する選手も多くなると予想される
特に、今年の成績で選手の評価が変動するため、将来的な戦力維持に注意が必要だ
今後の契約更改がどのように進展していくか、阪神タイガースにとって非常に重要な時期が続いている
阪神タイガースが今オフに直面する様々な課題が明らかになってきた。特に、契約更改が進む中で成績を上げた選手が多く、交渉の難航が予想される。近本光司選手のように重要な選手がFA権を取得したことで、球団は一層の注意を払わなければならないと言える。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは？：プロ野球のポストシーズンにおいて、各リーグの上位チームがプレーオフ形式で優勝を争う大会です。
- フリーエージェント権とは？：選手が特定の条件を満たすことで、他球団との契約が可能になる権利のことです。
- 年俸とは？：選手が契約に基づいて1年間に受け取る報酬のことを指します。
