この手術は3日に群馬県の病院で行われ、「右肘関節授動術、関節形成術、滑膜切除術」と呼ばれる、肘の可動域を改善するための手術である
大瀬良は球団を通じて、今回の手術が重要な意味を持つことを語り、復活への期待を抱いている
手術とリハビリの背景
大瀬良は入団後、3度目の手術ということもあり、球団への感謝の気持ちを忘れずに表現した「こんなに手術を許可してくれる球団に感謝」と語り、今回の手術が手術の効果のみならず、パフォーマンスの向上にも寄与することを期待している
「(右肘の)可動域を広げてもらう感じ」と語り、リハビリに向けた意気込みを伝えた
今季の成績と来季への意気込み
今季、大瀬良は先発ローテーションの一角として23試合に登板し、7勝9敗、防御率3.48という成績を収めた12年目を迎えたシーズンを振り返り、「良かった試合は少なく、苦しいことが多かった」と正直に振り返りながらも、「離脱せずに1軍で戦えたことは意味がある」と述べ、来季へのモチベーションを高めている
負けられない責任感
先輩選手からの言葉も大瀬良の刺激となっている手術の影響でセレモニーに参加できなかったが、リアルタイムで視聴し、「1軍は勝つことが全て」とのメッセージが響いたという
投手としての最年長の位置から、チームの若手を牽引する責任を強く感じている
復帰への見通し
来春のキャンプには「基本的には間に合う予定」と自信を見せている大瀬良今後2週間後には抜糸を予定しており、順調な回復を信じてリハビリに臨む姿勢を示している
「まだまだやれるというところを見せたい」と力強い言葉で締めくくった
来季も背番号14がチームの大黒柱として復活することが期待される
| 手術年月 | 内容 |
|---|---|
| 2020年9月 | 右肘関節鏡視下遊離体摘出・骨棘(こっきょく)切除・滑膜切除 |
| 2021年3月26日 | 開幕投手を務め、中日戦で登板 |
| 2023年10月 | 右肘関節手術(右肘滑膜切除) |
| 2024年4月4日 | 開幕ローテ入り、初登板 |
| 2024年6月7日 | プロ野球史上90人目のノーヒットノーラン達成 |
キーワード解説
- 右肘手術とは? 右肘に問題がある場合に行う手術で、肘の可動域を改善し、痛みを取り除くことが目的です。
- 可動域とは? 関節の動かせる範囲のことで、この範囲が広がることで運動能力が向上します。
- 滑膜切除とは? 滑膜という肘の関節を覆っている膜を切除する手術で、炎症を抑える効果があります。

