広島の秋山翔吾、危機感を抱えながら自主トレを公開

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 広島東洋カープの秋山翔吾外野手(36)は、静岡県下田市の吉佐美運動公園で行っている自主トレーニングを公開し、昨シーズンの成績を振り返ると同時に、今シーズンに向けた意気込みを語った

昨季は、ゴールデン・グラブ賞を獲得し、158安打を放ち最多安打のタイトルに対しても5本差の3位という実績を残したものの、秋山は年齢による危機感を口にした

 彼は、4月には37歳を迎えるということもあり、年齢を重ねることへの重みを感じている

一方、昨年の膝の手術から回復し、昨季は138試合に出場し、打率・289、4本塁打、30打点と健闘

自己最多の安打数を記録する一方で、「今年は去年とは状況が違う」と警戒感を露わにした

世代交代の波に反発?秋山の心境

 「監督からは、今年のチームは若い選手にチャンスが来るという話があった

去年あったからといって今年も同じとは考えられない」という言葉からは、競争が一段と激化することへの危機感を汲み取ることができる

新井監督は世代交代を進める意向を示しており、秋山自身もこれまでの経験から若手選手が台頭してくることを肌で感じている様子だ

自主トレの内容

 秋山は下田の地での自主トレーニングにおいて、主に下半身の強化に注力し、走り込みや大股でのティー打撃を行っている

彼は「結果を出すことを最優先に考えている」とし、自身の立ち位置を固める重要性を強調している

また、日米通算2000本安打まで206本という節目も控えており、その達成も視野に入れている

 371試合での実績を持つベテラン選手が、若手選手にとっての高い壁となる姿は、チーム全体にとっても重要な要素となるだろう

勝負の世界であるプロ野球、そして自身の未来を見据えた秋山の努力は、今後の活躍を期待させる

この秋山選手の姿からは、ベテラン選手としての自覚や、若手選手に対する対抗意識が感じられます。年齢が増す中でも、自分の役割に対する強い思いがあることは、プロ選手にとって重要です。また、自主トレーニングでの努力が、シーズンにどのように影響を与えるのかが注目です。
キーワード解説

  • ゴールデングラブ賞とは?:投手を除くポジション選手の中で最も守備が優れた選手に贈られる賞のことです。
  • 最多安打とは?:特定のシーズンにおいて、最も多くの安打を記録した選手に与えられるタイトルです。
  • 世代交代とは?:新しい世代の選手が古い世代の選手に取って代わることを指します。
  • 自主トレーニングとは?:選手が自発的に行う練習で、チームの指導者の下でなく自分でペースを決めて行うことです。

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