試合は緊迫した状況で進み、巨人は５―５の同点で迎えた５回の裏に彼をマウンドに送り込んだ
２死一塁という場面で、バルドナードは３番バッターの佐野をわずか４球で左飛に封じ込め、そのまま彼の好調な投球は続く
続く６回にも登板し、先頭の４番バッター筒香をスライダーで完璧に封じた
バルドナードは来日して３年目を迎えるサウスポーで、阿部慎之助監督の指示を受けて、クライマックスシリーズ開幕直前に投球フォームをサイドスローに変更した
この変更は彼にとって、左打者に対する制圧力を高める効果を期待されていた
杉内投手チーフコーチも「ストライクゾーンに決まれば、絶対左バッターは打ちにくいはず」と語り、“左キラー”としての期待を寄せていた
バルドナード投手の活躍は、チームにとって非常に重要な意味を持つ。特にクライマックスシリーズのような重要な場面で、彼が左打者を抑え込むことで、試合の流れを変える可能性が高まる。今後の展開も楽しみだ。
キーワード解説
- クライマックスシリーズとは？プロ野球のポストシーズンで、リーグ戦を勝ち抜いたチームが優勝を争うシリーズです。
- サイドスローとは？投手がボールを投げる時に、腕を横に振って投げる投球フォームのことを指します。これにより、ボールの軌道が変わるため、相手の打者にとっては打ちにくくなります。
- ストライクゾーンとは？打者がボールを打つことができる区域のことを言います。投手はこのゾーンにボールを投げることで、打者をアウトにする機会が増えます。
