巨人・長野久義が引退会見、16年のプロ生活を振り返る
巨人の外野手、長野久義選手が14日、東京都内で引退会見を行った41歳の彼は、長年にわたるプロ野球選手としてのキャリアを終えるにあたり、心境を語った
長野選手は、日大を経て2006年のドラフトで大学・社会人の4位指名を受けたが、将来の夢であった巨人への入団を目指し入団を拒否
その後、社会人チームのHondaに進み、2008年のドラフトではロッテから2位指名を受けたものの、再度巨人への愛を貫いた
2010年に入団した長野選手は、新人王に輝くなどその才能を証明した
彼の2011年には首位打者(打率.316)、2012年には最多安打(173本)を獲得し、チームに欠かせない存在となった
2019年にはFAで入団した丸佳浩外野手の人的補償として広島に移籍し、4年間そこに在籍したが、2022年オフに無償トレードで巨人に復帰している
しかし近年は若手選手の台頭により出場機会は減少
今季は1軍で17試合に出場し、打率.136、本塁打・打点ゼロという成績に終わった
最終戦となったDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストシリーズ第2戦では出場選手登録されたものの、実際の出場機会はなかった
通算の成績は1512安打、打率.280、163本塁打、623打点、99盗塁という素晴らしいものであり、長年の努力と技術がこの結果に結びついた
長野選手は「ユニホームを脱ぐのは寂しいが、次のステージに進む準備ができた」と語り、さらなる人生の展望について言及した
長野選手の引退は、彼自身にとってだけでなく、巨人にとっても大きなニュースである。彼は長年にわたり、観客に感動を与えてきた選手であり、その功績は歴史に刻まれるだろう。今後の彼の活動にも期待したい。
キーワード解説
- 新人王とは?:プロ野球において、最も優秀な新人選手に与えられる賞であり、新入団から1年目の選手が対象となる。
- FA(フリーエージェント)とは?:選手が特定のチームに拘束されず、他チームと契約を結ぶことができる制度。選手がチームから自由になることを意味する。
- 人的補償とは?:選手のトレードなどに際し、与えられる補償選手のこと。特にFA選手が移籍する際に、契約していたチームが他の選手をトレードとして求めることがある。

