昨年に引き続き14勝を挙げた彼は、今シーズンも最多勝を獲得する実力を持つ右腕です
試合中、有原選手は何度もピンチを迎えましたが、特に「今日は内容よりも、とにかくゼロで抑えることをテーマにしていた」と語り、自らの役割をはっきりと認識していました
初回には1死一、三塁の場面で、レイエス選手をツーシームという球種で内角を攻めながら空振り三振に仕留めました
さらにマルティネス選手を三ゴロに打ち取るなど、冷静に対応しました
四回には再び1死二、三塁の危機を迎えましたが、それをしっかりとしのぎました
試合の最大の山場となったのは六回で、ここでは1死満塁という大ピンチを迎えます
しかし、郡司選手を遊ゴロに仕留め、石井選手を空振り三振に打ち取るという素晴らしい結果を残しました
この時、捕手の海野選手に対して「彼は勇気を出して配球してくれた」と感謝の意を示しました
小久保監督は試合後、「3回目の満塁のピンチは普通対処できないものだ
そこをしっかり抑えたからこそ連勝ができた」と有原選手のパフォーマンスを称賛しました
この試合での有原投手の活躍は、チームにとっても非常に大きな意味を持つものでした
有原選手のピッチングは、ただ単に球速やコントロールが良いだけではなく、状況に応じた戦略を持っていることが印象的です。ピンチを何度も乗り越え、チームを勝利に導く姿勢は、本物のエース投手の証と言えるでしょう。これからも彼の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- ツーシームとは?:ツーシームは、バッターに対しボールが内側に切れるように投げるストレートの一種です。この球種は、バッターが打ちにくくするため、特に重要な場面で使用されます。
- 最多勝とは?:シーズン中に最も多くの勝利を挙げた投手に贈られるタイトルで、投手の実力を示す重要な指標です。
- ピンチとは?:野球において、得点を阻止する必要がある危険な状況のことを指します。満塁や二、三塁など、ランナーがいることで特に注意が必要です。

