新井監督、フェニックス・リーグでの視察結果を公表—来季に向けたチーム変革の方向性に注目

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 「フェニックス・リーグ、広島3-2オリックス」(16日、天福球場)で、広島・新井貴浩監督(48)は就任後初めての視察に臨み、チームの状況について詳細に語った

特に注目されたのは、レギュラー選手に関する新たな方針であり、小園海斗内野手(25)を除く選手のポジションが未定であることを明言

さらに、坂倉将吾捕手(27)に捕手以外のポジションでも起用する可能性についても初めて言及した

これは、来季へ向けた新井監督の変革の第一歩として位置付けられよう

新井監督のフィードバック

 試合後の会見では、選手たちに対する具体的なコメントも見られた

特に先発ピッチャーの斉藤については、7回途中で2失点(自責点は1)という結果ながらも、8四球を与えた点に言及

「内容的には本人も満足していないだろう

これがもし1軍の舞台だったら、もっと点を取られていたかもしれない」と指摘した

先発ローテーションの競争

 来季に関して新井監督は、斉藤選手に先発ローテーションに入るチャンスを期待している

「こちらにはチャンスがあるわけだから、このチャンスを逃さずに自分でつかみ取りに来てほしい」との言葉が示すように、選手の力を引き出す姿勢が見受けられた

ルーキー選手への期待

 また、九回を締めくくった菊地選手に対しては「走者を出してもバタバタしない

高卒1年目とは思えない落ち着き」と高く評価

今後のフェニックス・リーグや秋のキャンプでのフィジカル強化を通じて、さらなる出力向上を図ることを期待している

レギュラー選手の不確実性
 新井監督は「来季のレギュラーは小園のみ」とし、他の選手については慎重な姿勢を見せた

中村奨選手に関しても、「過去数年、数字を残してからレギュラーとなり、その上で初めて計算できる選手になる

奨成は今年頑張って結果を出したが、まだ未知数

一緒に成長したらいい」と期待を掛けている

新井監督のフェニックス・リーグでの視察は、チームのこれからに重要な影響を与えるだろう。特に選手の起用法や育成方針が明確に示され、選手たちにとっては大きな刺激となると考えられる。将来のチームを支える若手選手たちの成長に期待したい。
キーワード解説

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