この新監督は「ダイヤモンドは白紙」と強調し、選手たちに若手のアピール合戦を促している
そんな中、長岡秀樹内野手(24)は若手選手を引っ張る自覚を持っている
彼は、「僕たち若い選手が試合に出て活躍しないと、チームがよくならないし、今後ずっと強くするためには、僕たちが頑張らないといけない」という熱い思いを語った
長岡選手は、自身のプレーだけでなく、後輩たちへの指導にも積極的である
最終戦となった10月4日の広島戦前、室内練習場で21歳の西村選手と熱心に打撃について話している姿が見られた
長岡選手は、西村選手が「ファウルが多い」と打撃の相談をしてくると、技術や心構えではなく、試合前の準備の大切さを語りかけた
「試合前の動きから変えてみたらどうか」と助言し、それによって西村選手の試合前の過ごし方にも変化が生まれた
西村選手は、以前は試合前にロッカーでゆっくりしていたが、長岡選手のスタイルを見て、自らもウエートルームでストレッチを行うように意識を変えたという
長岡選手は、青木宣親(現GM特別補佐)の自主トレに参加した経験から「体の準備が大事」と学んだことを後輩にも伝え、これがバッティングにも良い影響を与えると信じている
長岡選手は、昨季全143試合に出場し最多安打のタイトルを獲得した実力派の選手であり、その経験を後輩に継承しようという熱い想いを持っている
「最初は皆、何をすればいいのかわからない
皆が通ると思うので、何か一つでも力になれるかなと思って」と語る彼の存在感は、池山新監督体制の下でさらに強まることが期待される
長岡選手の若手選手への思いやりと指導力は、チームにとって重要な要素です。若手が自ら成長しようとする姿勢を目の当たりにしたとき、チーム全体が活気づくことに期待できます。彼のような先輩がいることで、後輩たちも自信を持ってプレーできるでしょう。
キーワード解説
- ダイヤモンドは白紙とは? 新しい監督のもとで、選手たちが新たなスタートを切ることを示す言葉です。選手にとってチャンスが与えられたことを意味します。
- 最多安打とは? そのシーズンで最も多くの安打を打った選手に与えられるタイトルで、選手の打撃力を示す重要な指標です。
- 自主トレとは? 選手がチームの指導者から離れ、自分自身の判断でトレーニングを行うことを指します。自己改善のための重要な時間です。

