ソフトバンク・中継ぎ起用に疑問の声、クライマックスシリーズの流れに影響か

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2025年10月20日、福岡県のみずほPayPayドームで行われる「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」のファイナルステージは、優勝を果たしたソフトバンクと2位の日本ハムの対戦が注目を集めています

これまでの通算成績はソフトバンクにアドバンテージ1勝を与えた上で、3勝3敗となっており、最終第6戦での勝負が決まります

最近、NHKの「サンデースポーツ」に出演した前オリックス監督の中嶋聡氏は、ソフトバンクの中継ぎ投手の起用について疑問を呈しました

中嶋氏は、特に「回跨ぎ」、つまり同じ投手が複数のイニングを投げることが多いと指摘

回跨ぎは投手にとって負担が大きく、疲労の蓄積がパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります

実際に第4戦と第5戦では、ソフトバンクの選手が累計で5人の投手が回を跨いで登板しており、その結果として得点を許し、リードを奪われる事態となりました

中嶋氏は、特に第5戦の8回に予定されていた「第2先発」の東浜巨選手がわずか1イニングしか投げなかったことに対して、もっと早くから多くのイニングを投げることが求められていたと語りました

第6戦の先発投手には、絶対的エースのリバン・モイネロ選手が名を連ねています

彼はすでに第1戦で110球を投げた後、中4日での登板となり、その影響で救援投手たちも疲弊している可能性が高く、今後の展開に影響を与える可能性があります

中嶋氏も日本ハムの主砲、フランミル・レイエス選手とともに、モイネロ選手が試合の勝敗のカギを握る存在であると強調しています

ソフトバンクの中継ぎ投手起用に対する中嶋聡氏の指摘は、野球における投手の起用戦略を考える上で非常に興味深いものです。回跨ぎのリスクや、エースの登板間隔についての分析は今後の戦略においても参考になるでしょう。
キーワード解説

  • クライマックスシリーズとは?:プロ野球のポストシーズンに行われるプレーオフ形式の試合です。このシリーズで優勝したチームが日本シリーズに進む権利を得ます。
  • 回跨ぎとは?:同じ投手が複数のイニングで投げることを言います。投手にとっては負担が増えるため、注意が必要です。
  • 中継ぎ投手とは?:先発投手が投げた後に登板し、試合を引き継ぐ役割を持つ投手のことです。試合の流れを維持するために重要な役割を果たします。

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