マツダスタジアムで行われている秋季練習に参加中の羽月は、打撃改良の一環として「ノーステップ打法」に取り組んでいる
この打法は、通常のスイング時に見られる足のステップを踏まないことで、下半身主導のスイングを実現するものだ
今季、羽月は74試合に出場し、打率は.295を記録
自身のキャリアハイとなる17盗塁も達成し、走塁面でも注目を集めたが、クイック（投手が投球体勢に入ってから投球までの速さ）が速い状況での対応力が課題だと認識している
「試合になると、タイミングを取りにくくなることも多い
だからこそ、余裕を持って対応できる準備をしたい」と彼は語る
ノーステップ打法を導入する狙いは、フライアウトや三振を減少させることにある
羽月は「追い込まれた時に手が先に出ることが多かったので、下半身からしっかり力を伝えて打ちたい」と語り、打撃に対する姿勢を明確に示した
守備面でも自己研鑽を続けている羽月は、「球際の強さを身につけるために事前準備が非常に重要だと思っている」とし、さらなるレギュラー争いを見据えている
「菊池さんからレギュラーを奪わないと今のままの状態が続いてしまう」と、チーム内での競争意識も強く持っている
新井監督も羽月の成長を見越して、「小園以外は全て白紙」と述べており、羽月にとっては大きなチャンスの時期である
来季に向けての準備が整いつつある今、羽月隆太郎は「見違えるような成長」を遂げるべく、日々練習に励んでいる
羽月選手の取り組みは非常に前向きで、来季の準備に力を注いでいる姿勢が印象的です。特にノーステップ打法など、彼自身の課題をしっかり認識していることから、成長への意欲がうかがえます。チーム内での競争が激化する中、羽月選手がどのように成長し、来季に活かすのかが楽しみです。
キーワード解説
- ノーステップ打法とは？：スイングの際に通常のように足を動かさず、下半身をしっかり使って打つ打法のことです。
- クイックとは？：投手がボールをリリースするまでの時間を指します。打者はこのクイックに合わせてタイミングを取る必要があります。
- 球際とは？：打球処理において、ボールと自分との距離を詰め、素早く反応してアウトにする能力を指します。
