この日を前に、くふうハヤテから注目を集める選手が現れた
それは、最速158キロのストレートを武器にする本格派右腕、宮路悠良投手(26歳)
彼は今季、中継ぎとしてリーグ戦に24試合登板し、コンディション不良により出遅れたものの、昨季から球速を4キロもアップさせ、防御率2.88という好成績を収めた
経歴と成長の軌跡
宮路選手は、東海大学を卒業後、社会人野球のミキハウスに進み、四国アイランドリーグ徳島を経て、現在はくふうハヤテでプレーしている社会人野球は打撃や守備などを重視する安定した環境だが、彼はミキハウス時代のチームメートである椎葉剛投手(23歳)の影響を受けて挑戦の道を選ぶこととなった
椎葉選手もまた、徳島でプレーしており、最速159キロを記録した
挑戦の背景
宮路投手が徳島に入団を決意した理由は、椎葉選手から徳島の環境の良さを耳にしていたこと、自身も新たな刺激が必要だと感じたからだ大学時代には150キロを記録しており、徳島で球速がさらに4キロも伸びた理由として、ウェートトレーニングの成果を挙げている
ピッチングスタイルの変化
注目される速球派ではあるが、社会人時代には変化球を主体にしていた配球を組み立てることに興味を持っていたのだが、徳島では守護神としての地位を確立し、短いイニングで直球の魅力を引き出すことに励むようになった
昨年からチェンジアップを投げていたが、フォークボールに切り替えることで、より鋭さを求める意識の変化もあった
静かな期待と未来への希望
宮路投手は、フェニックスリーグに参加する前に「ここまで来たらガラっと評価が変わるわけではないので、楽しんで投げて、待ちたい」と穏やかな表情を見せていたドラフトの日を静かに待つ彼にとって、この瞬間が新たな挑戦への一歩となることを期待したい
◆宮路悠良プロフィール
| 生年月日 | 1999年8月2日 |
|---|---|
| 年齢 | 26歳 |
| 出身校 | 東海大学高輪台 → 東海大学 |
| 体重・身長 | 90kg・186cm |
| 投打 | 右投左打 |
キーワード解説
- ドラフト会議とは?プロ野球の選手を選ぶために行われる会議で、各球団が新人選手を指名するイベントです。
- ストレートとは?投手が投げる球の一種で、最も基本的で速い球を指します。この球が速く、正確であることが投手にとって重要です。
- 変化球とは?ボールの回転や投げる角度を変えて、打者の予測を狂わせる球のことです。主にスライダー、カーブ、フォークボールが知られています。
- ウェートトレーニングとは?筋力を強化するための運動で、ボディビルやアスリートのトレーニングプログラムに用いられます。選手のパフォーマンス向上に貢献します。

