セ・リーグでは阪神タイガースがアマチュア球界No.1スラッガーと名高い立石正広(創価大)を3球団の競合の末に獲得した
一方、中日ドラゴンズは大学生No.1投手と評判の中西聖輝(青学大)を単独で1位指名するという成功を収めた
ドラフトの評価は、選手がプロでどのように活躍するかが分かる5年後や10年後まで待たなければ判断できない
しかし、各球団が補強ポイントに合致する選手を獲得できたかどうかが注目されており、週刊ベースボールONLINE編集部が採点を行った
阪神タイガース
■阪神 95点1位指名:立石正広 内野手 創価大2位指名:谷端将伍 内野手 日本大3位指名:岡城快生 外野手 筑波大4位指名:早瀬朔 投手 神村学園高5位指名:能登嵩都 投手 オイシックス阪神のドラフトは「会心のドラフト」とも言える内容で、藤川球児監督が立石の当たりクジを引き当てた阪神タイガースには森下翔太、佐藤輝明、大山悠輔といった強打者の先輩たちがいるため、立石には大きな期待がかかる
さらに、谷端も強打の内野手であり、岡城は俊足巧打が強みとなる選手だ
早瀬は大型右腕として将来のエース候補とみなされている
横浜DeNAベイスターズ
■DeNA 80点1位指名:小田康一郎 内野手 青山学院大2位指名:島田舜也 投手 東洋大3位指名:宮下朝陽 内野手 東洋大4位指名:片山皓心 投手 Honda5位指名:成瀬脩人 内野手 NTT西日本DeNAは1位で驚きの指名をした佐々木麟太郎とは縁がなかったが、小田康一郎は天才的な打撃センスを有すると評価されている大学時代は主に一塁を守ったが、三塁の守備力も問題ない
2位指名の島田は、大学トップクラスの直球の球威を誇る投手だ
片山はオールドルーキーとして期待されており、新人から即戦力となることが求められる
今回のドラフトで、阪神タイガースや横浜DeNAベイスターズが注目選手を指名しました。特に阪神の立石選手はプロ入りへの期待が高く、将来的なスラッガーとしての成長が注目されます。各球団が選手をどう育成し、チームに貢献させるかが今後の見どころです。
キーワード解説
- 支配下ドラフトとは?プロ野球チームが選手を支配下登録するためのドラフト形式で、各球団が戦力を補強するために行います。
- 育成ドラフトとは?支配下登録が難しいが潜在能力の高い選手を選定するドラフトで、育成選手としてチームに参加します。
- アマチュア球界とは?プロ野球の選手になる前の段階でプレーしている選手たちが所属する大学や高校の野球界を指します。
- スラッガーとは?ホームランを多く打つことが期待される打者のことを指し、その打撃力が重要視されます。
- エースとは?野球チームの中で最も優れた先発投手を意味し、チームの勝利を引っ張る存在として期待されます。

