試合は6回に、1点を追っていた阪神が近本光司と中野拓夢の安打、さらには盗塁を駆使し無死で二三塁の好機を作ると、森下翔太の遊ゴロの間に同点に追いついた
そして、佐藤輝明が決勝の適時二塁打を放ち、試合を優位に進めることに成功した
この試合に対し、元阪神の投手コーチで現在は野球評論家の佐藤義則氏は「レギュラーシーズンでやっていた通り、ワンチャンスをものにする阪神の強さが出た」と評価
特に中野の走塁に注目し「目立たないけど、二塁、三塁にいった中野の走塁も大きかった」と称賛した
投手陣では先発の村上頌樹が、「立ち上がりはボールが高く、コントロールがおぼつかなかった」と振り返りつつも、7回で1失点と切り抜け、佐藤氏も「日本シリーズの1戦目でナイスピッチング」と評価した
8回以降は救援陣の出番となり、及川雅貴は一死からソフトバンクの近藤健介にフェンス直撃の二塁打を許した
その後、藤川球児監督は山川穂高を迎えるところで3番手・石井大智に交代
石井は山川に四球を与えたものの、後続を抑え見事にセットを完了させた
しかし、佐藤氏は坂本捕手の配球に疑問を呈し、「坂本の配球には、ちょっと疑問があったけどね」と述べた
結果的に全力で投げる必要があった球が多かったと分析し、「ストレートがいいと思って使ってたのか、変化球が怖かったのかもしれない」とコメント
第2戦でも石井が登板する際は、配球とパフォーマンスに注目が集まることになるだろう
阪神タイガースが日本シリーズ第1戦で見事な逆転勝利を収めたことは、チームの結束力と戦術がどれほど効果的であるかを示しています。しかし、投手の配球に対する疑問の声が上がっていることから、今後の戦いではさらなる改善が必要であることも示唆されています。選手たちは、次の試合でより良いプレーを見せることが求められます。
キーワード解説
- 日本シリーズとは？：日本シリーズは、プロ野球の年間チャンピオンを決定するための試合で、セントラルリーグとパシフィックリーグの優勝チームが対戦します。
- 適時二塁打とは？：適時二塁打は、二塁を回り、得点を生む打撃であり、試合の勝負を決定づける得点をもたらす重要な役割を果たします。
- 配球とは？：配球は、投手と捕手がどのような球を投げるかを決める戦略であり、試合の展開に大きく影響を与えます。
