岡城選手は自身の成長に向けた覚悟を語り、「走攻守の三拍子がそろった選手を目指して頑張りたい」とプロ入りへの意気込みを示した
岡城選手は岡山県内の進学校・岡山一宮高校から筑波大学へ、一般入試を通じて進学した
大学時代には、勉強と野球の両立を実践し、高校時代の練習後には毎日塾に通ったという
週末には部活動に専念し、その一方で引退後は勉強に多くの時間を割くなど、コツコツと努力を続けてきた
大学でも文武両道を貫いた岡城選手は、卒業論文として「知的障害のある子どもたちと健常者が一緒に野球をする工夫」をテーマに研究を行った
これにより、昨夏には特別支援チームが高校野球西東京大会に初出場するきっかけを作ったことから、福祉にも関心を抱くようになった
野球においては、昨年の大学日本代表候補合宿で、50メートルを5秒82で駆け抜け、他の参加選手の中でトップのスピードを記録した
このタイムは、現日本記録の持ち主である多田修平選手に匹敵するものであり、岡城選手はその走力を自信の源としている
また、今年の春秋リーグ戦ではいずれも打率3割5分以上を記録し、守備では115メートルの遠投を披露するなど、全ての面で高い能力を誇る選手である
岡城選手は、プロの先輩に当たる阪神の近本選手についても言及し、「近本選手の哲学的な考え方に触れてみたい」と語った
目標は盗塁王になることで、そのために自身の成長を重ねていく所存である
筑波大学・川村卓監督の期待
筑波大学の川村卓監督は、岡城選手に対し「三拍子そろった選手として、1番バッターを目指してほしい」と大きな期待を寄せている監督のもと、動作解析を用いた先端的なトレーニングが行われており、岡城選手の成長を支援してきた
川村監督は「彼はもともと特別に優れた選手ではなかったが、日々の努力が実を結び、今の評価につながった」と語り、選手の成長を見守る
阪神の平塚克洋スカウトも、岡城選手のスピードについて高く評価しており、「三拍子のバランスが良い選手で、盗塁王になれる潜在能力を持つ」と期待を寄せている
岡城選手の素晴らしい成績と努力が評価され、プロ入りが決まったことは、彼にとって新たな挑戦の始まりです。彼が今後どのように成長し、阪神で活躍するのか、多くのファンが注目しています。また、岡城選手が持つ知識や経験が、他の選手にも良い影響を与えるでしょう。
キーワード解説
- ドラフトとは？：プロ野球選手を希望する高校や大学の選手たちが、各プロ野球チームから指名される制度で、選手がチームと契約するための重要なイベントです。
- 三拍子とは？：走る力（足）、打つ力（打撃）、守る力（守備）など、野球に必要な全てのスキルを持つことを指します。
- 文武両道とは？：学業とスポーツの両方に力を入れ、双方で高い成果を上げることを意味します。
