この一打はセ・リーグ最強と言われるリリーバーからのもので、観客の悲鳴を誘った
試合の展開
この日はソフトバンクがエースの有原航平投手を中4日で起用するも、阪神に先制点を奪われる展開となっていた5回にはさらに1点を追加され、ソフトバンクは劣勢の状況に追い込まれていた
柳田の逆方向弾
試合が終盤に差し掛かった8回、ソフトバンクは無死一塁のチャンスを得るここで、今季53試合に出場し、防御率0.17と素晴らしい成績を誇る“セ”界最強リリーバー、石井大智投手との対戦が実現する
柳田は初球に対して、ストレートを思い切り振り抜く
すると、バットが空気を切る破壊音と共にボールはレフトポール際に飛び込み、貴重な同点2ランホームランとなった
この瞬間、甲子園からは驚きと歓喜の悲鳴が上がる
石井投手の反応と専門家のコメント
石井投手にとっては、4月の読売ジャイアンツ戦以来209日ぶりの失点となり、衝撃を受けた様子であった阪神OBの西岡剛氏はこの打撃を見て、「打った瞬間に危ないと感じた」とコメントし、また糸井嘉男氏も「すごい打球だった」と称賛した
柳田の今季の成績
今季の柳田選手は怪我に悩まされ、20試合の出場で打率.288、4本塁打、9打点という成績に終わったしかし、クライマックスシリーズでの好成績や、今シリーズの22打数10安打、打率.455という驚異的な数字が、その実力を証明している
試合の結果と日本一への道
この試合は延長11回に野村勇内野手のホームランでソフトバンクが再逆転し、最終的に3－2で勝利これにより5年ぶり12回目の日本一に王手をかけることとなった
ファンは今後の戦いに期待を寄せている
今回の柳田選手の逆方向弾は、試合の流れを大きく変える重要な一打でした。特に、セ・リーグ最強のリリーバーに対して、あのような打球を放つのは簡単ではありません。これにより、今後の試合への期待も高まります。
キーワード解説
- 逆方向弾とは？：打者が通常の打撃方向とは逆の方向に飛ばすホームランのことを指し、高い技術力を示す打球として評価される。
- リリーバーとは？：試合の中で特にピンチの場面で登板し、試合を締める役割を担う投手のこと。主に勝負どころでの投球が重要である。
