楽天は、今シーズンのドラフトで合計12人を指名し、特に即戦力となる選手を多く確保しました
上位で藤原聡大、伊藤樹ら即戦力候補を指名
楽天は支配下で7人、育成で5人の合計12人を指名しました1巡目では藤原聡大(花園大)を入札し、見事に一本釣りに成功しました
同選手は花園大初のプロ野球選手となり、注目されています
2位では伊藤樹(早稲田大)、3位では繫永晟(中央大)と、上位で即戦力として期待される大学生を指名しました
さらに、4位の大栄利哉(学法石川高)、5位の伊藤大晟(れいめい高)は将来有望な高校生、6位の九谷瑠(王子)は都市対抗野球優勝投手、7位の阪上翔也(近畿大)は強打の外野手として知られています
下位でも即戦力候補の選手を確保し、育成枠では幌村黛汰(富山GRNサンダーバーズ)や大坪梓恩(石川ミリオンスターズ)などを指名しました
1位指名・藤原聡大(ふじわら・そうた)
藤原聡大は水口高では1年生から遊撃手として活躍し、3年春からは投手に転向しエースに甲子園には出場できませんでしたが、花園大では1年春からリーグ戦に登板し、秋には先発に定着しました
4年間で通算20勝を挙げ、新人賞や特別賞、敢闘賞など数々のタイトルを受賞しました
最速155キロを誇る本格派右腕で、変化球のスライダーとコンビネーションで奪三振を記録しています
2位指名・伊藤樹(いとう・たつき)
伊藤樹は小学6年時には楽天ジュニアでプレーし、秀光中で全国準優勝に輝きました仙台育英高での活躍を経て早稲田大に進み、そこでの実績を積み重ねました
エースとして3年春からリーグ戦に臨み、春・秋と3連覇を達成
また、4年春にはノーヒットノーランを達成し、侍ジャパン大学代表にも選出されるなど、全国大会でも注目の成績を残しています
彼は最速152キロのストレートと多彩な変化球を武器にした高い制球力を持つ期待のピッチャーです
楽天が2025年のドラフトで指名した選手たちは、即戦力として期待される選手が多く、特に藤原聡大選手は花園大初のプロ選手として注目されています。若手選手が多く、今後の楽天の戦力向上に大きく貢献する可能性があります。
キーワード解説
- ドラフトとは?プロ野球における選手の選考制度で、各チームが選手を指名することで構成される。
- 即戦力とは?即座に試合で活躍できる能力を持つ選手のことで、新人選手の中でも特に期待される。
- スライダーとは?野球の変化球の一種で、ボールが急に横に曲がるため、打者にとって非常に打ちづらい球。
- ノーヒットノーランとは?投手が試合中に相手チームにヒットを許さず、かつ得点も与えない完璧な投球のこと。

