台湾選手が日本ハムの秋季練習に参加、米国流のスローイング技術を伝授

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日本ハムは10月31日に本拠地エスコンフィールドで秋季練習を開始しました

この日、注目を集めたのは一塁側ベンチで行われた捕手練習に参加した新しい選手の存在です

台湾出身の林家正(リン・カセイ)選手(28)がテスト生として参加し、緑色のキャッチャー防具を着用し、練習に臨みました

林は台湾代表として昨秋の「プレミア12」で初優勝に貢献した実績を持ち、台湾史上初のMLBドラフト選手でもあります

これまでダイヤモンドバックスやアスレチックスの傘下でプレーしてきた彼が、日本のプロ野球でプレーを志し来日しました

特筆すべきは、林選手が採用しているスローイングスタイルです

一般的な日本の捕手は左膝を地面に着けて構えますが、林選手は逆に右膝を地面に着けて構え、そこから送球するスタイルです

このスタイルは、瞬時に力を加えられるため、より速い送球が可能になります

田宮裕涼捕手(25)は、「この技術は今のメジャーリーグで主流です」と興味を示しました

また、元マリナーズの城島健司氏が座った状態での二塁送球で二盗を阻止したことも有名です

このスタイルは以前は「怠慢プレー」とされ、使用が推奨されていませんでした

しかし、現在は時代が変わり、山田バッテリーコーチも「今は違う

田宮や進藤も肩が強いから、このスタイルで成功できる」と語りました

若手捕手たちにとって、林選手との情報交換は非常に貴重な機会です

田宮選手は「ぜひその技術を学びたい」と前向きな姿勢を見せています

この経験が来季の彼らのプレーにどのように影響するのか、楽しみです

今回のニュースは台湾出身の選手が日本ハムで秋季練習を行い、米国流の捕手技術を伝授するという内容でした。若手選手たちにとって、海外の技術を学ぶことは非常に重要であり、来季が楽しみです。
キーワード解説

  • MLBドラフトとは?アメリカのメジャーリーグベースボール(MLB)において、若手選手を選ぶためのドラフト制度です。この制度では高校卒業生や大学生などがプロチームに指名され、その後そのチームに所属することになります。
  • キャッチャー防具とは?捕手が投手のボールを受けたり、走者の進塁を防ぐために装着する防具です。プロ選手は特に、衝撃に耐えるための高性能な防具を使用します。
  • 座ったまま送球とは?これは、捕手が膝をついている状態から直接投球を行う技術です。速い送球が可能ですが、コントロールが求められます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。