約90人の球団関係者、コーチ、選手らが神戸の方向を向き、震災の犠牲者に対して哀悼の意を表明した
当時、中学1年生だった岸田護監督(43)は、大阪の自宅で地震を体験しており、「すごく揺れたのをよく覚えています
目が覚めて立てないくらいの揺れでした
テレビをつけると大惨事が映っており、今でも鮮明に記憶しています」と振り返った
震災が発生した1995年には、神戸を本拠地にしていたチームが「がんばろうKOBE」を合言葉にリーグ制覇を成し遂げた
その記憶を持つ岸田監督は「スポーツが持つ力は非常に大きいと考えており、勇気づけられる方も多いと思います
私たちが全力プレーをすることで、その思いに応えたい」と決意を表明した
さらに、球団はこの日、ほっともっと神戸で開催される主催公式戦6試合で、1995年当時のオリックス・ブルーウェーブの復刻ユニホームを着用して試合に臨むことを発表した
岸田監督は「ブルーウェーブのユニホームを着ることには特別な喜びがあります
その姿を見てお客さんにも喜んでもらえたら幸いです」と語った
オリックスが行った黙とうは、震災の記憶を再確認する大切な儀式です。岸田監督の体験談は、震災を知る世代にとって貴重なものであり、スポーツが地方を勇気づける力を持つことを再認識させられます。また、復刻ユニホームの着用はファンとのつながりを深める一助となるでしょう。
キーワード解説
- 黙とうとは?黙とうとは、亡くなった方への哀悼の意を表すために行われる静かな時間です。通常、数分程度の沈黙を守ることで、故人に対する感謝の気持ちを示します。
- 震災とは?震災とは、地震によって引き起こされる災害のことを指します。大きな地震が起こると、建物が崩壊したり、津波が発生したりするため、多くの人命が失われる危険があります。
- 復刻ユニホームとは?復刻ユニホームとは、過去のチームカラーやデザインを再現した特別なユニホームのことです。これにより、ファンは懐かしさや歴史を感じることができ、試合への応援がさらなる盛り上がりを見せることがあります。

