ヤクルト鈴木、古田氏を目指し捕手として成長を続ける

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東京ヤクルトスワローズは11月6日、愛媛県松山市で行われている秋季キャンプの第2クール初日を迎えた

この日、特に注目されたのが、新人捕手の鈴木叶(きょう)選手(19)である

彼は前年のドラフトで4位指名を受け入団し、2年目を迎えた若手選手だ

鈴木叶の成長

鈴木選手は、ブルペンで投手陣の投球を受けながら、捕手としての守備力向上に取り組んでいる

衣川篤史1軍バッテリーコーチは、彼の有望な未来について語り、ヤクルトの歴史的な捕手である古田敦也氏(60)を引き合いに出して評価した

古田氏は1990年代、ヤクルトの黄金時代を支えた名捕手であり、2097安打という記録を持つ

捕手としての特徴

「キャッチャーはまず守備だと思う」と語る鈴木選手は、キャッチングやスローイング、配球といったスキルにまだ課題があると認識している

「自信をつけたい」という強い意志を持ち、自分自身を向上させることを目指している

柔軟性と構えの重要性

鈴木選手の特徴は、柔らかい足首を生かした低い構えにある

この構えは、ワンバウンドボールに対する対応力を向上させることにつながるといわれている

衣川コーチも彼の構えやキャッチング能力について、「肩も強く、野球脳も高い」と期待を寄せている

次のステップ
鈴木選手は今季、怪我に苦しむ時期もあったが、「怪我をすると自分の立ち位置がなくなる」と実感

オフシーズンには基礎体力の強化に努め、12月には沖縄で開催される「ジャパン・ウインターリーグ」に参加することが決まっている

将来的には「古田さんのような捕手」になることを目指しており、来季の目標として「ずっと1軍で戦いたい」と宣言した

鈴木選手の成長過程はチームにとって非常に興味深いものであり、未来のエース捕手候補としての期待がかかっています。古田氏のような高いレベルを目指す姿勢は、若手選手にとって大きな刺激となるでしょう。彼の成長がチーム全体に良い影響を与えることが期待されます。
キーワード解説

  • キャッチャーとは?捕手、いわゆるキャッチャーは、野球で投手が投げたボールを受け取るポジションです。試合の重要な役割を担い、打者に対する配球を考える戦略的な立場でもあります。
  • ブルペンとは?ブルペンは、野球でリリーフピッチャーが準備をするためのエリアです。ここで投手は投球練習を行い、試合に備えます。
  • 配球とは?配球は投手がどの球を投げるかを決定する戦略です。キャッチャーは打者の特性や投手の特徴を考慮して配球を提案する役割を持っています。

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