8日にキャンプに合流した彼は、選手たちの成長を助けるために、自らの経験を惜しみなく伝えている
充実したレッスン
ドリス氏は、まずブルペンで選手の木下氏の投球を観察し、通訳を交えながら丁寧に指導を行った彼が特に重視したのはツーシームの投げ方
ツーシームとは、ボールがリリースされた後に左右に変化する球種で、打者を惑わせる効果がある
その投げ方や握り方について、ドリス氏は「自分よりも変化が大きく、いい球を投げることができる」と優しく語った
弟子入り志願の今朝丸選手
この貴重な機会を逃すまいと、自らドリス氏に弟子入りを志願したのが今朝丸選手である彼はドリスの得意技であるフォークとスライダーの投げ方を直接学ぶことができ、「ひとつ武器として使える変化球なので、磨いていこうと思う」と意欲を見せた
ドリス氏の思い
ドリス氏は、高知での思い出も多い24年からの選手活動を経て、10日に予定されている「優勝記念パレード」にも参加予定だキャンプ期間中は自身の調整もしつつ、若手選手たちの潜在能力を引き上げるために努める
「ファームにいる選手がずっとファームにいる姿は見たくない
1軍で活躍する姿は、彼らにとっても僕にとっても素晴らしいこと」と語るなど、チーム思いの姿勢が感じられる
若手選手たちの成長に期待
ドリス氏の熱血指導により、若手選手たちも新たな投球の感覚をつかむことができた木下選手は「いい時と悪い時の違いを理解できていなかったが、教えてもらったことでリリース時の工夫が大切だと学んだ」と振り返る
現役選手に指導を受ける貴重な機会を生かして、今後の成長に期待が寄せられる
阪神タイガースのドリス氏が若手選手に直接指導する姿勢は、チーム全体の成長を促す素晴らしい例だと感じます。選手たちが実際にベテランの経験を学ぶ機会は貴重で、彼らの未来への期待感が高まります。
キーワード解説
- フォークとは?異なる変化を持つ2つのボールを投げる技術で、打者を打ち取るための重要な武器です。
- ツーシームとは?ボールがリリースされた後、左右に変化する球種のひとつで、主に打者を惑わせるために使われます。
- セーブ王とは?シーズンの試合において、1試合あたりに最も多くセーブを挙げた投手のことを指します。

