広島の矢野、打撃改造に励みながら華麗な守備で存在感を示す

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◇練習試合 広島―侍JAPAN(2025年11月10日 サンマリンスタジアム宮崎) 広島東洋カープは10日、秋季キャンプ地・宮崎で行われた侍ジャパンとの練習試合に臨み、初回から苦しい展開に立たされました

この試合で特に目を引いたのは、矢野雅哉内野手(26)の守備力でした

試合は厳しいスタートを切り、広島先発の辻が初回に岡林から続けざまの4連打を浴び、さらに味方の失策も重なり4点を失いました

しかし、矢野は持ち味である守備でチームを救います

1死一塁の場面で、村林の弱い打球を好センスで前進し、ショートバウンドでボールをすくい上げ、迅速に一塁へランニングスローを決めました

さらに、2死一、三塁からは9番・佐々木の強烈なゴロを横っ飛びでキャッチし、二塁へ送球してこの回を終えました

この瞬間は、球場の雰囲気を一変させる華麗なプレーとなりました

昨シーズンはゴールデングラブ賞を受賞するなど、守備力は高く評価されていますが、今季の打撃成績は102試合で打率・208と頼りにされている打撃面には課題が残っています

この秋季キャンプでは、福地2軍ヘッド兼打撃・走塁コーチ、新井良太2軍打撃コーチからの助言を受けながら打撃改造に取り組んでいます

試合の3回には、中前への2点タイムリーを放ち、チームの逆転劇に貢献

努力の成果を見せつけました

ネット上では、矢野の実力を称賛する声が多く寄せられ、「侍ジャパンへの招集を求める声」が高まっています

「矢野と坂倉は代表に選ばれるべきだ」「矢野の守備の安定感はやはり健在だ」といったコメントが目立ち、今後の代表選出への期待が膨らんでいます

今回の練習試合では、矢野選手の守備力と打撃改造への取り組みが注目されました。守備面では彼の能力がチームの大きな支えとなっている一方、打撃面でも成果を上げている姿はファンにとって嬉しいニュースです。若手選手の成長はチーム全体の士気を高めることに繋がるため、今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • ゴールデングラブ賞とは?:守備に優れた選手に与えられる賞で、各ポジションで一定の基準を満たした選手に選ばれます。
  • ランニングスローとは?:選手が走りながら行う投球で、素早く正確にボールを送球する技術です。

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