日本プロ野球選手会主催のトライアウトにおけるマレク・フルプの不参加と選手状況

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日本プロ野球選手会が主催する「エイブルトライアウト2025~挑め、その先へ~」が12日、広島のマツダスタジアムで開催される

昨年から新たに選手会が実施しているこのトライアウトには、戦力外通告を受けた選手が参加し、再びプロ野球の舞台でのチャンスを目指す

しかし、外国人選手として異例の参加表明をしていた東京読売ジャイアンツの内野手、マレク・フルプ(26)はケガのため不参加となった

フルプ選手は、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチェコ代表としてプレーし、特に日本戦で佐々木朗希投手から左翼線への二塁打を放ったことで“チェコのジャッジ”として名を挙げた

今年の7月に支配下選手登録されたが、1軍での試合には2試合出場し、5打数無安打という結果に終わった

さらに同月に左有鉤骨折を負い、手術を受けることとなった

リハビリも行ったものの、その後の1軍再昇格は実現していない

今回のトライアウトには、他にも西武の渡部健人内野手(26)や阪神の森木大智投手(22)、風間球打投手(22)など、ドラフト1位入団の選手らを含む39選手が参加を予定していた

しかし、フルプの負傷により参加者は現時点で38選手に減少している

昨年までは12球団合同トライアウトが日本野球機構(NPB)主催で行われていたが、その重要度の低下により廃止された

今年からはプロ野球選手会が新たに主催する形で継続し、選手たちに新しい機会を提供している

選手たちが再出発のチャンスを得られるこのイベントには、多くの期待が寄せられている

発表されている参加選手

ポジション 選手名 チーム名
投手竹内 龍臣茨城アストロプラネッツ
投手久保 拓眞堺シュライクス
投手谷岡 楓太火の国サラマンダーズ
投手山本 大貴ヤクルト
投手高橋 礼巨人
投手鴨打 瑛二巨人
内野手鈴木 蓮DeNA
内野手渡部 健人西武
外野手松山 竜平広島
マレク・フルプ選手の不参加は惜しいが、トライアウトには多くの選手が参加し、彼らの新しいチャンスの場でもある。特に若手選手の中には、さらに成長を可能にする機会が与えられるので、今後の展開が楽しみである。
キーワード解説

  • トライアウトとは?選手がプロ契約を目指すための試験であり、契約が切れた選手や新たに加入したい選手が参加します。
  • 支配下選手登録とは?プロ野球チームが選手を正式に契約することを意味し、選手が1軍や2軍の試合に出場できる資格を持ちます。
  • 外国人選手とは?日本のプロ野球リーグでプレーするために他国から所属する選手のことを指します。

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