プロ野球ドラフト会議、明治大・大川慈英が外れ外れ1位指名で驚きを呼ぶ

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2023年のプロ野球ドラフト会議では、多くのドラマが展開された

中でも、スタンフォード大学に所属する高校通算140本塁打のスラッガー、佐々木麟太郎選手の指名を巡る動向が特に注目された

ソフトバンクとDeNAのサプライズ指名が報告され、ファンの関心が高まった

そんな中、武田一浩氏が驚きを隠せなかったのは、自らが指導する明治大の大川慈英選手だった

外れ外れ1位「本人が一番びっくりしたようです」

「大川の北海道日本ハムファイターズからの1位指名は本当に驚きました

指名直後に彼にLINEを送ったのですが、返事を見てみると、本人が一番びっくりしたようです(笑)」と語る武田氏

大川は明治大学の本格派右腕で、本命の立石正広選手(創価大・阪神1位指名)、さらに外れ1位の平川蓮選手(仙台大・広島1位)を外しての、北海道日本ハムの「外れ外れ1位」での指名となった

武田氏は母校の投手コーチとして彼の成長を見守ってきたが、ここまでの上位指名は予想外だったという

「練習中に『2巡目ぐらいまでにはかかるよ』と話していたのですが、まさかの1巡目

外れ外れ1位ではあるものの、ドラフト1位は1位ですからね」と続け、その驚きと喜びを語った

大川は、最速155km/hのストレートを武器に、大学時代に大きな成長を遂げてきた

しかし、武田氏は「プロで1年間戦い抜くためのフィジカルが、まだ彼には備わっていない」と課題を指摘した

「ボールの質自体は大学球界の中でもトップクラスであり、1〜2イニングに限ればプロの打者を抑える力は既に持っているが、長いシーズンを戦うためには、体力や筋力の強化が必要です」と分析した

今年のプロ野球ドラフト会議は多くの注目を集めました。特に、大川選手の「外れ外れ1位指名」には驚きの声が上がっています。大学からの選手が上位指名を受ける実績を持つことは大きな責任感と期待を伴いますが、その成長過程には課題もあると感じました。武田氏の見解は、選手の成長だけでなく、指導者としての使命感を感じさせます。
キーワード解説

  • ドラフトとは?ドラフトとは、プロ野球の選手を球団が選ぶための制度のことです。高校や大学から選手を指名し、プロチームに加える手続きです。
  • 外れ外れ1位とは?外れ外れ1位とは、事前に選ばれた選手が他の球団に指名されたため、予想以上に上位で指名された選手を指す用語です。
  • フィジカルとは?フィジカルとは、身体的な能力や筋力のことを指します。特にプロスポーツでは、選手が競技を続けるための重要な要素です。

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