DeNA 徳山壮磨投手、トライアウトで力強いピッチングを披露

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<トライアウト>◇12日◇マツダスタジアム DeNAの徳山壮磨投手(26)は、トライアウトに参加し、打者3人を無安打に抑え、1四球を与えただけの内容で印象を残しました

「シーズンが終わって戦力外通告を受け、トライアウトに向けて体を作ってきた

無事に終えられてホッとしている」と安堵の表情を見せました

トライアウトの詳細

トライアウトは、プロ野球選手が新たなチャンスを得るためのオープンなオーディションのようなもので、形式として試合形式で行われることが一般的です

この日、徳山投手は、先頭の西武の渡部選手には146キロの内角ツーシームで詰まらせて三ゴロに、続くサポート選手も同様に146キロの内角ツーシームで三ゴロを打たせました

そして3人目の広島の松山選手には、カウント3-1から148キロの外角ツーシームを見極められ、四球を与えました

最速148キロを記録した彼のピッチングは、特に安定感がありました

昨シーズンの振り返り

プロ4年目を迎えた徳山投手は、昨シーズンは一時、勝ちパターンを務めるほどのキャリアハイとなる29試合に登板しました

しかし、今シーズンは昨年9月に腰の手術を受け、その影響で出遅れ、1軍昇格が無いままシーズンを終えました

イースタン・リーグでは36試合に登板し、防御率3.31という成績を残しました

新たなピッチスタイルの確立

腰の調子が良くなった徳山投手は、9月からツーシームを主体にしたスタイルに変更しました

彼の速球は150キロを超えるほどまで状態が回復しており、この日も内角をしっかり攻めることができました

「これを軸にしてやっていく方向性が得られた」と彼は自信を持って語りました

高校時代の実績
徳山投手は大阪桐蔭高校で3年の春にセンバツ優勝を経験し、全5試合に登板しました

また、高校日本代表にも選出され、早稲田大学に進学後も3年春のリーグ戦で最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、その実力を証明してきました

デビューから数年でキャリアの波を乗り越え、トライアウトでのパフォーマンスは印象的でした。彼の強い意志とピッチングスタイルの変化は、今後のプロ野球での活躍に繋がることを期待させます。
キーワード解説

  • トライアウトとは?:プロ野球選手が新たな契約先を見つけるために参加するオープン試験のこと。
  • ツーシームとは?:ピッチャーが投げるボールの一種で、ボールに横 spin をかけることで、打者を欺く球種として使われます。
  • 防御率とは?:投手が与えた得点を基に、その選手がどれくらいの効率で打者を抑えられるかを示す指標。

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