この練習は、投球フォームを強化するための重要なステップとされています
投球練習は序盤に変化球を交えた後、監督の藤川氏からの指導のもと、約200球にわたって直球のみの投球が続けられました
工藤選手は「今日は300球投げたことで得られたものもしっかりある」と語り、振り返りました
後半には疲労の影響で暴投もありましたが、300球目はしっかりと低めに決め、観客の拍手を浴びました
阪神の今季オフのテーマは「右のリリーフ陣」の強化です
工藤選手はその候補の一人で、投げ込みの狙いは確実な投球フォームを確立すること
藤川監督は、「投げ込めるフォームになりつつあった
体が動けるようになっているので、次のステップとしての投げ込みが認められた」とコメントしました
通常、300球の投げ込みは異例であり、工藤選手の成長を示す良い指標とされています
工藤選手は今季、球団育成新人として初めて開幕前に支配下昇格を果たしましたが、プロでの登板は18試合にとどまりました
ただし、7月のフレッシュ球宴では自己最速の161キロを記録するなど、将来性は十分に感じられます
「指導していただいていることに感謝し、しっかり取り組みたい」と意気込みを語る工藤選手
来季は右のリリーフとして、1軍でフル回転することが期待されています
また、阪神の久保田2軍投手チーフコーチは「体力づくりや同じフォームで投げ続けるための練習であり、疲れた時でも安定した投球が求められる」と、300球投げ込みの重要性を説いています
工藤選手の300球投げ込みは、この時期における異例のことであり、その効果が期待されます。来季に向けて、工藤選手がリリーフ陣の一角を担うことができるかどうか、注目が集まります。投球フォームや体力、そしてプロとしての経験を積む中で、成長を遂げることを期待しています。
キーワード解説
- 投球フォームとは?投手がボールを投げる際の体の動きや姿勢のことを指します。これが安定することで、スピードや精度が向上します。
- ブルペンとは?投手が試合の前に投球練習を行う場所のことです。ここでの練習を通じて、試合の準備やフォームのチェックが行われます。

