シーズン終了後、岩崎は自身の成績や若手選手への指導についての思いを語った
「リーグ優勝できたことはよかったけれど、個人成績は満足のいくものではなかった」と岩崎は語る
彼の防御率は2.10であり、これは決して悪い数字ではないものの、岩崎自身が目指していた数字には達していない
さらに、被打率も高かった点が気にかかる
防御率とは、投手がどれだけ自責点を与えずに投球をするかを示す指標であり、低いほど良い
岩崎は、レギュラーシーズン中にリリーフ投手同士で好成績を競い合う取り組みを行っていたと述べた
ブルペン全体での好成績を狙った結果、50試合連続無失点を達成した石井がトップに立ち、チーム全体でその活躍を祝った
若手の躍進に対して岩崎は「本当にうれしい」と話しつつ、来季に向けての気持ちも忘れない
「どの投手もやるべきことは分かっている」と語る岩崎は、若手選手の成長を気遣う気持ちも強い
「悩む若手に声をかけるのは、責任感よりも自分の性分」と自己分析をする
若いうちから自分で不足を感じ取ることが重要だが、その気づきを持ったまま現役生活を終える選手も多い
そのため、自らの経験から学んだことを適切に伝えるようにしているという
藤川監督の影響と将来の展望
岩崎は、藤川監督の影響を大きく受けているとし、監督とは今も顔を合わせると「配球や気持ちの持ち方についての助言をくれる」と述べた藤川監督も選手時代には厳しい環境の中で若手を支えてくれたことに感謝を表していた
昨年の日本一は貴重な経験であったが、岩崎はそれを今振り返ることはないと明言した
「現役を終えた時に振り返るのかな」と今後の思い出を増やすことに期待を寄せている
岩崎優選手が、自身の個人成績に対する不満を口にしながらも、若手選手の成長を喜ぶ姿勢は印象的です。リーダーシップを発揮し、チーム全体の士気を高める姿勢が、阪神の成功の一因となっています。また、藤川監督から受けた影響もあり、選手同士のつながりや助け合いの重要性を強調する彼の言葉からは、プロの世界でも人間関係が選手の成績に影響を与えることを感じます。
キーワード解説
- セーブとは？：セーブは、投手が試合を有利な状態で終わらせるために登板し、チームの勝利に貢献した回数を示す指標です。
- 防御率とは？：防御率は、投手が1イニングあたりに与える自責点の平均を示し、低いほど投手の成績が良いとされています。
- 被打率とは？：被打率は、投手が放った投球に対して相手打者がどれだけヒットを打ったかの割合を示す指標です。
