大学野球界の期待を背負った神宮選手、プロへの思いを語る

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◇明治神宮野球大会 大学の部1回戦 東農大北海道オホーツク0―4立命大(2025年11月14日 神宮)東農大北海道オホーツクの右腕、神宮(じんぐう・りょうすけ)選手が、明治神宮大会の立命大学との1回戦で先発マウンドに立った

育成ドラフト1位指名を受けた彼にとって、この試合はプロとしての新たなスタートを感じさせる舞台であったが、結果は0―4で敗れ、悔しい終戦となった

試合の様子

神宮選手は、6回を投げて5安打2失点、さらに1失点は犠飛によるもので、結果としてはまずまずのパフォーマンスを見せた

初回に無死一、三塁のピンチを迎え、犠飛によって1点を失ったものの、2回には三者凡退を達成し、ペースを取り戻した

5回まではスコアボードに「0」を刻む好投を見せたが、6回に代打攻撃を受け、連続適時打で2点を奪われ、マウンドを降りた

自己最速148キロを計測

試合中、神宮選手は自己最速タイとなる148キロの直球を計測し、ツーシームやスライダーといった変化球も駆使して打者に対応した

特に右打者には強気に攻めるスタイルが功を奏し、対右打者に関しては9打数1安打という成績を収めた

彼は「ツーシームやスライダーも有効で、右打者には自信が持てている」と語り、自身のピッチングに対する手応えを感じている様子だ

プロの舞台への意気込み

今回の試合は、神宮選手にとって大学野球の舞台での最後の挑戦だったが、彼は「大学での借りを返し、プロで神宮で投げたい」と強い決意を見せた

阪神から指名された大学生選手の中で唯一神宮大会に出場した彼は、支配下登録を目指し、その道のりを着実に進んでいくことを心に誓った

選手の基本情報
名前 年齢 出身地 特長
神宮 僚介 22歳 群馬県 右サイドスロー、最速148キロ、変化球多数
神宮選手は、今後のプロでの活躍を見据え、自身のピッチングスタイルをさらなる武器に育てていくことを目指していく

神宮選手は、プロ野球への期待がかかる投手だ。試合での投球の内容に加えて、明確な目標を持っていることが彼の強みである。大学ステージでの惜しい敗北は、次なるステージに向けたモチベーションへと変わるだろう。
キーワード解説

  • サイドスローとは? 肩の高さが通常のスローより低い投球スタイルのことで、こうした投げ方により球の角度が変わるため、打者にとって捉えにくい球になります。
  • 育成ドラフトとは? プロ野球において、育成選手として契約するためのドラフト制度であり、選手がプロに進むための第一歩となります。

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