元プロ野球選手・鳥谷敬さんがNPO法人「Kizuna」を設立、地域活性化への新たな挑戦

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元プロ野球選手で、阪神タイガースや千葉ロッテマリーンズで活躍した鳥谷敬さん(44)が、今春に新たな挑戦を始めたことが分かった

彼が設立したNPO法人「Kizuna(きずな)」は、アスリートのセカンドキャリアと子供たちの部活動環境のの改善を目指している

この活動は、元プロスポーツ選手が地域に貢献し、地域の活力を高めることを狙ったものであり、彼の長年の経験を活かしたものだ

鳥谷さんは、プロ野球史上でも記録に残る1939試合連続出場という記録を保持しているが、この活動においても「息の長い活動にしていきたい」と意気込みを見せている

特に、今年の夏には徳島市で行われた阿波おどりにて、地域の活性化に寄与するために踊りに参加

新型コロナウイルスの影響で暗い時期を経て再開されたこのイベントにおいて、地域の人々と直接意義深い対話を持つことができたことを喜びとして語った

鳥谷さんは、学校や地域団体、企業との連携を強化し、部活動やスポーツ指導に元アスリートが関われる環境を整備することを目指している

具体的には、「それぞれを結ぶハブ(中継点)のような役割を担う」ことが大切だと考えているという

ただし、活動の実現には資金が必要であるため、スポンサーを募り、メディアへの露出を増やしつつ、講演やイベントに参加して活動の支援を呼びかける

鳥谷さんは、プロスポーツ選手として、特に引退後のセカンドキャリアの問題に大きな関心を寄せており、その活動が「もったいない」と感じた経験から始まっている

彼は、もともと厳しいプロの世界で活躍していたアスリートたちが引退後もその経験を生かし続けられるような場を提供したいと考えている

彼自身、戦力外通告を受けた経験があり、その瞬間がいかに突然であるかを実感していた

このような教訓をもとに「Kizuna」の設立が行われた背景には、引退後のサポートがいかに重要かという強い思いがある

鳥谷敬さんの活動は、引退後のアスリートにとってのサポートがどれほど重要かを示しています。特に、地域に根付いた活動を通じて次世代の育成やスポーツの普及に貢献することは、非常に意義深いものです。今後の動きが注目されます。
キーワード解説

  • セカンドキャリアとは?引退後に選手がどのように活躍するかを指し、職業や活動の再構築が求められる。
  • NPO法人とは?非営利団体のことで、社会的な活動を目的として作られる団体のこと。
  • 地域活性化とは?地域を振興し、活気づけるための活動を指し、経済や文化を発展させることが目的。

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