この試合では、侍ジャパンが「2026ワールドベースボールクラシック™」(WBC)を見据えた重要な試合に臨んだ
先発投手としてマウンドに上がった金丸夢斗(22、中日)が3回53球を投げ、被安打3、奪三振4、四球2、失点3(自責3)という成績で降板した
金丸夢斗の投球内容
金丸は立ち上がりから150km/hを超えるストレートを連発し、先頭打者のシン・ミンジェと前日本人選手のアン・ヒョンミンを連続で打ち取ると、3番のソン・ソンムンには三安打を打たれるも、続く4番・ハン・ドンヒを空振り三振に仕留め無失点で初回を終えた2回も好投を続ける金丸
2回も1奪三振を奪い、テンポよく三者凡退に抑えた金丸しかし、3回には先頭に四球を与えピンチを背負うと、その後立て続けに2点を許し、更に盗塁を挟み3失点となった
結果的に金丸は3回3失点で降板し、その後は西口直人(29、楽天)がマウンドに上がった
打線の奮起
試合は3点ビハインドの4回に、大きく動いた韓国代表のオ・ウォンソクから森下翔太(25、阪神)が中二塁打を放ち、満塁のチャンスを作る
佐々木泰(22、広島)がセンターに1点を返すヒットを放ち、更に押し出しで2点目を奪った
最終的に3-3に追いつき、引き分けで試合を終えた
金丸夢斗の今シーズンの成績
金丸夢斗は今季プロ1年目で15試合に先発登板し、2勝6敗、防御率2.61をマークまた、強化合宿中の練習試合では無安打無失点の好投を披露している
侍ジャパンは2017年以降、韓国に対する連勝が続いており、今回の強化試合でもその流れを維持する形となった
さらに今回の強化合宿では、公式戦でも導入される「ピッチクロック」と呼ばれる投手の投球までの時間制限や、拡大ベース、ピッチコムといった新しい技術が導入されることで、試合の進行も見直されている
この試合では、金丸夢斗が先発として好投を見せたものの、3回に失点を重ねる展開となりました。しかし、打線は立ち上がりの不安を跳ね返し、粘り強い姿を見せて3点を奪い返しました。特に若手選手の活躍が光ったことは、今後の試合に向けた希望を感じさせます。また、新しいルールの導入が試合の進行にどのような影響を与えるのかも注目です。
キーワード解説
- ピッチクロックとは? 投手が打者に投球するまでにかける時間の制限を設けるルールです。このルールの目的は、試合のスピードアップです。
- 拡大ベースとは? 塁と塁の間のベースのサイズを大きくすることで、選手の安全性向上と盗塁成功率を高めることが狙いです。
- ピッチコムとは? 投手と捕手の間で使用される電子機器で、サインを迅速かつ確実に伝達できるようにするための技術です。

