阪神西純矢、野手初安打で新たな一歩を踏み出す

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2025年11月16日、安芸で行われた練習試合にて、阪神タイガースの育成選手である西純矢選手(24)が中日ドラゴンズとの対戦で「野手初安打」を記録しました

西選手は10月から外野手へ転向し、これが新たなキャリアの第一歩です

この日は秋季キャンプの最終クールの一環として行われた試合で、彼は「7番・右翼」として先発出場

試合の2回に1死の場面で、相手投手である中日の左腕・三浦の直球を捉え中前打を放ちました

特訓の成果が結実

西選手の安打は、147キロの直球を弾き返すもので、中日・三浦投手は今季中に阪神戦で2勝を挙げた実力者です

「フルで出させてもらって、2打席目、3打席目、最後の4打席目に自分のスイングができなかったので、凄く悔しいですね」と振り返る西選手は、スイングに対する反省を口にしました

彼にとって、プロでの実戦での安打は収束を果たす象徴的な瞬間です

野手転向への意気込み

西選手はこれまで投手として活躍してきましたが、今後は野手としての道を歩むことを決意しています

キャンプの間、北川2軍打撃チーフコーチとのマンツーマン指導で、「バットのヘッドを走らせて打つ技術」の習得に意欲を燃やし、日々の鍛錬に取り組みました

しかし、実際の実戦では友情が育まれた創志学園時代の同級生である草加選手との対戦に凡退し、悔しさも残ったようです

キャンプの成果とこれからの課題

西選手は「少しでもレベルアップできるように、少しでも吸収できるようにやっていきます」と言い、今後の成長を誓いました

キャンプを経て体も引き締まり、肉付きも改善されましたが、彼にとっての課題はまだ続きます

打撃技術の向上や投球との両立を目指し、今後の孤独な鍛錬が求められます

今回、西純矢選手が野手として初安打を記録したことは、彼にとって新たなスタートを意味します。投手から外野手への転向は難しい決断ですが、彼の努力と意欲から目が離せません。育成選手として注目される彼は、この機会を生かしさらなる成長を期待されていることでしょう。
キーワード解説

  • 外野手とは?:野球用語で、外野のポジションで守備を担当する選手を指します。一般的に外野手は打撃能力が求められるため、野手としてのスキルが必要です。
  • 直球とは?:投手が投げる最も基本的な種類の球、速球のことを指します。直球は球速が速く、打者にとってはタイミングを合わせるのが難しい球種です。
  • キャンプとは?:選手たちが特訓を行うために関係者が集まり、技術や体力の向上を目指す期間を指します。この期間は、新しい戦略やスキルを習得する重要な機会です。

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