伊藤は2007年、高校生ドラフトの3巡目でオリックス・バファローズに入団し、2013年には137試合に出場し、打率.285、117安打を記録し、レギュラー捕手の座を獲得した
捕手は、ピッチャーからの球を受ける重要なポジションであり、ゲームの戦略を支える役割を持つ
翌2014年にも同様に137試合に出場し、ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞するなど、リーグを代表する捕手の一人となった
しかし、2016年以降、若月健矢捕手などの若手選手の台頭により、伊藤の出場機会は次第に減少していった
2018年7月にはトレードでDeNAに移籍し、以降は100試合を超える出場機会はないものの、強肩を活かした守備や勝負強い打撃でチームに貢献をしてきた
昨シーズンは、山本祐大捕手が正捕手としての地位を確立したため、39試合に留まった
プロ18年目を迎える今シーズン、出場試合数はわずかに6試合と大幅に減少し、去就が注目されていた中でのFA権行使となった
楽天は、在籍する捕手のほとんどが20代であるため、豊富な経験と実績を持つ伊藤の獲得は、チームに良い影響をもたらすと考えられる
伊藤はその経験を活かし、若手選手への指導にも力を入れることで、チーム全体の向上に寄与する期待が高まっている
今回、楽天が伊藤光捕手と契約合意に至ったことは、経験豊富な選手を迎えることでチームに新たな風を吹き込むきっかけになると期待されます。特に若い選手が多い楽天にとって、伊藤の存在は心強いでしょう。これにより、若手選手と伊藤との連携も深まることでしょう。
キーワード解説
- フリーエージェント(FA)権とは?プロ野球選手が契約期間が満了した後、他のチームと契約できる権利のことを指します。
- ベストナインとは?各リーグのポジション別に、特に優れた選手を選出する賞のことです。
- ゴールデングラブ賞とは?守備の優れた選手に贈られる賞で、各ポジションで最も守備力が高い選手が選ばれます。

