この制度では各球団が2人以上の選手を選出し、他の球団から必ず1人以上を指名しなければならない
これにより、選手間の移籍が活性化し、出場機会を得られていない選手が新たなチャンスを手に入れることが期待されている
今回、特に注目したいのは、パシフィック・リーグの野手、伊藤裕季也選手である
伊藤裕季也選手のプロフィール
・投打：右投右打・身長／体重：181cm／95kg
・生年月日：1996年8月30日
・経歴：日大三高 - 立正大
・ドラフト：2018年ドラフト2位（DeNA）
キャリアの初期と成績
伊藤選手は立正大学から2018年のドラフトで横浜DeNAベイスターズに入団したプロ入りから一軍で活躍し、1年目には21試合に出場し、打率.288、4本塁打、7打点を記録
彼のパンチ力は魅力的であった
しかし、その後のキャリアは伸び悩み、2020年以降は出場試合数が1桁にとどまるシーズンが続いた
トレードと新たな挑戦
2022年途中に森原康平選手とのトレードで楽天に移籍した伊藤選手は、翌2023年には87試合に出場し、打率.245、5本塁打、16打点という成績を収め、再起の兆しを見せていたしかし、昨季は44試合に減少し、今季は51試合の出場で打率.214、1本塁打、7打点に留まった
競争激化と未来の展望
主に一塁手や三塁手、外野手として出場していたが、村林一輝選手や中島大輔選手の台頭、またルーク・ボイト選手の加入により出場機会が厳しくなっている状況だただし、伊藤選手はパンチ力と内外野を守れるユーティリティー選手であるため、長打力不足に悩む球団からの需要が見込まれる
伊藤裕季也選手は、キャリアの中で多くの試練を乗り越えてきましたが、現在の厳しい立場にいることは間違いありません。彼のような選手が転機を迎えることができれば、今後の日本のプロ野球の発展にも寄与するでしょう。現役ドラフトを通じて新たなチャンスを得ることができるのか、注目です。
キーワード解説
- 現役ドラフトとは？：日本のプロ野球リーグにおける移籍制度で、各球団が自由に選手を選ぶことができ、他チームから選手を指名する必要がある制度。
- ユーティリティー選手とは？：内外両方のポジションを守ることができる選手のこと。故障者が多いチームでも活用される。
- パンチ力とは？：強い打球を打つ力のこと。特にホームランを打つ能力を指すことが多い。
