西武が台湾代表・林安可と契約、NPB挑戦に期待寄せる
埼玉西武ライオンズは、2025年11月22日、台湾・統一ライオンズから林安可(リン・アンコー)外野手(28)との支配下選手契約を締結したことを発表したこれにより、林は今シーズンから日本のプロ野球でのプレーが決定した
林安可は、台湾でのプレーを経てこのオフに海外移籍制度を利用してのポスティングを表明し、17日に優先交渉権を獲得した
林は統一ライオンズで背番号77を付けていたが、NPBでは「73」を着用する
林は左投げ左打ちの大型外野手であり、2020年にはCPBL(中華職業棒球大連盟)で32本塁打、99打点を記録し、これにより2冠を達成した
その年に新人王にも選ばれており、注目の選手である
入団7年目となる今季は、打率3割1分8厘、23本塁打、73打点に加え、出塁率と長打率を合算したOPSは1.000を誇っている
西武では外野手または指名打者(DH)として起用される見込みの林安可は、契約締結に際し、「このような機会をいただき、本当に感謝しています
日本の野球に挑戦できることを心からうれしく思っています
自分の持ち味をしっかり発揮できるよう、日々ベストを尽くして取り組んでいきます
新しい環境での挑戦に向け、良い結果につながると信じています
チームの勝利に貢献できるよう頑張ります」と抱負を語った
広池浩司球団本部長は、「台湾代表でも中軸を務める長打力が最大の特徴で、今年大きく成績を伸ばしており、今後さらに伸びしろのある選手だと考えている
NPBに挑戦するにあたり、高いレベルの投手に対応するための努力を惜しまない姿勢にも大きな魅力を感じた」とコメントした
西武ライオンズが台湾の注目選手、林安可を獲得したことは、日本のプロ野球にとって新たな挑戦と期待を意味する。彼の打撃力や長打力は、チームにとって大きな武器となる可能性があり、多くのファンが彼の活躍を楽しみにしているだろう。今後、彼がどのような結果を残すか注視したい。
キーワード解説
- ポスティングとは?選手が所属チームの同意を得て、海外の球団に移籍する権利を得る制度です。
- OPSとは?出塁率と長打率を合算したもので、選手の攻撃力を評価する指標です。
- 新人王とは?プロ野球においてその年のルーキー選手の中から最も優秀な選手に贈られるタイトルです。

