彼は来日2年目というシーズンでも、先発ローテーションの一角として活躍を続けていました
エスピノーザ選手の苦労が報われたのは、6月5日の広島戦
彼は6回途中で3失点を記録し、約17試合ぶりの勝利を手にしました
特に、彼にとっては「勝ち星がつかない呪縛」とも言える状況から解放された瞬間でもありました
過去16試合では援護点が2点以下にとどまっていましたが、この試合ではついに白星を得ることができました
エスピノーザ選手は、「次はいつ勝てるのだろう」と常に考えていたと語ります
メディアやSNSからの情報が容易に手に入る時代にあり、周囲の声を避けることが難しかったと言います
しかし、彼は「勝ちはやってくる」と自身に言い聞かせ、忍耐の日々を乗り越えてきました
シーズンを通じて、エスピノーザ選手は23試合に登板し、5勝8敗、防御率2.98という成績を残しました
この成績は、厚澤和幸投手コーチの助言を受けて、昨季よりもカットボールやチェンジアップの割合を増やすことで、投手としての成長が見られた結果でもあります
しかし、10月1日の西武戦では左脇腹に違和感を感じ、2回途中で緊急降板
ポストシーズンでの登板は果たせませんでしたが、彼は来季に向けて前向きなコメントを残しました
「オリックスファンの皆さんと来年またお会いできることを楽しみにしています! メッチャ感謝デス!」と語り、来日中に日本語のレッスンを受けていることからも、チームやファンへの深い愛情が伝わってきます
エスピノーザ選手は、将来生まれる子どもに日本の名前を付ける予定でもある親日家の選手で、来季もオリックスでのさらなる活躍が期待されています
エスピノーザ選手のコメントから、彼の強い意志とファンへの感謝の気持ちが感じられます。苦しい時期を乗り越えた彼が、来季どのように活躍するのか大変楽しみです。投手としてさらなる成長を続けていく姿が期待されます。
キーワード解説
- ポストシーズンとは?:野球において、レギュラーシーズンを終えた後に行われるトーナメントのことを指し、優勝を争う熱戦が繰り広げられます。
- 防御率とは?:投手が与えた失点を元に計算される指標で、低ければ低いほど良い成績を示します。
- カットボールとは?:投手が投げる球種の一つで、通常のストレートよりも横に曲がるボールです。打者にとっては打ちにくい球となります。
- チェンジアップとは?:ボールのスピードを落として投げる変化球で、打者のタイミングを外すためによく使われます。

