彼は「右バッターに対しての精度を上げることが重要であり、具体的には左打者に対しての成績が悪いため、そこにアプローチしていく必要がある
このデータに基づいた新しいボールを作るつもりだ」と強い意気込みを示した
目標に掲げた3つの課題
24年シーズンに向けて、東妻選手は3つの主要な課題を設定した- クイックで投げた時の平均球速を上げること
- フォークの安定感を増すこと
- 左打者の内に食い込むボールを作ること
基礎体力と筋力の向上
彼は体力向上の重要性を認識し、まずは基礎的なトレーニングに取り組むと述べた「球速を上げるために体重を増やしていたが、再度体重を減らしつつ筋量を増やす試みをしている
今年はキレが増していると感じている」と自信を見せた
成績の振り返り
2023年シーズンは成績が振るわなかったものの、過去には堅実な成績を残してきた2021年には37試合に登板し、防御率2.88を記録
2023年も36試合に登板し、11ホールド、防御率2.91を達成した
期待される来季
「今年も正直背水の陣だと思っているので、自分のやりたいことに専念していきたいと思う」と意気込みを語る東妻選手来季はマリーンズのブルペン陣に再度名を刻むことが期待される
取材・文＝岩下雄太この記事からは、東妻選手の意気込みや具体的な練習内容が伺え、次のシーズンに向けた意欲が感じられます。過去の成績を踏まえた上での変化に期待したいと思います。特に、データに基づくアプローチがどのような結果を生むのか注目です。
キーワード解説
- クイック：ピッチャーが素早くボールを投げるための投球動作のこと。ランナーがいる場面で重要な技術。
- フォーク：投球時にボールにスピンをかけることで落下するボール。打者を欺くために重要な球種。
- 防御率：投手がどれだけ失点を抑えられたかを示す指標。数値が低いほど良い投手とされる。
- ホールド：リリーフ投手が、チームがリードしている状態で登板し、無失点で切り抜けた場合に与えられる記録。
