ヤクルト・奥川恭伸投手、初の規定投球回到達を目指す!
2025年12月1日、東京今季4勝8敗のヤクルト・奥川恭伸投手(24)が石川・小松市の「こまつドーム」で行われた野球教室に参加し、地元の子供たちに向けて来季の目標を語った
奥川選手は、「1年間で143イニングを投げ抜くこと」を目標に掲げ、自身初の規定投球回到達へ強い意欲を示した
この規定投球回は、投手がシーズン中に投げることが求められる最小の投球回数であり、143イニングは裾野が広がるプロ野球の中でエースと呼ばれるための重要な基準となる
地元の応援が力に
奥川選手は「1年間で143イニングをしっかり投げ抜く」と宣言地元の子供たちからのエールを「力に変える」と語り、応援の重要性を強調した
今季は開幕投手を務め、18試合に登板し、100回を投げた奥川選手だが、4勝8敗の成績を残した
防御率は4.32と改善の余地があるが、「先発ローテーションとしてできたのは自信になった」と自らの成長を実感している
今季の成績とチームの課題
ヤクルトは今季最下位に終わり、規定投球回に到達した投手はいなかった吉村選手が8勝、高橋選手が3勝を挙げる中、本格的なエースが不在の状態だ
これに対し、奥川選手はチームの柱としての役割を理解し、「勝ち星が1桁じゃ足らない」と自覚を示した
来季への準備
現在、奥川選手は10月から計画的にトレーニングを開始しており、強靱(きょうじん)な体づくりを目指している特に、高強度のウエートトレーニングに重点を置き、シーズンを通して競り合う準備を進めている
「開幕投手にはこだわりはない」と言いつつ、若手選手との競争が激化する中、先発ローテーションに入れるようアピールする意気込みを見せた
この野球教室には、2024年の能登半島地震の被災地からの子供たちも参加し、奥川選手は「しっかりと活躍する姿を石川県の皆さんに届けられるように」と意気込みを新たにした
背番号18が、来季へ向けて再スタートを切る
この記事では、ヤクルト・奥川恭伸投手が来季の目標として143イニングの投球を掲げ、地元の子供たちとの交流を通じて意欲を語ったことが報じられています。特に、今季の自身の成績やチームの課題を理解し、来季へ向けた準備を進める姿勢が印象的です。今後の活躍が期待されます。
キーワード解説
- 規定投球回とは?:プロ野球における投手が一定の投球回数(143イニングなど)を達成することが求められ、これを達成することで正式にエースと呼ばれる可能性が高まる基準となります。
- エースとは?:チームの中で最も信頼されている先発投手を指し、シーズンを通じて多くのイニングを投げ、勝ち星を多く挙げることが期待される選手です。
- 先発ローテーションとは?:プロ野球チームにおいて、試合に先発する投手たちの回転を指し、通常5人から6人の投手で構成され、各投手が一定の間隔で先発登板する仕組みのことです。

