中日のエース、柳裕也が複数年契約を締結し、チームへの思いを語る

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中日ドラゴンズのエース、柳裕也投手(31)が3日、名古屋市内の球団事務所で行われた契約更改交渉に臨み、今季の年俸1億1000万円から9000万円増額される2億円(金額は推定)プラス出来高払いでサインしたことを発表した

さらに、3年の複数年契約も結んだことが報じられた

柳投手は今季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得する見込みで、当初は権利行使も視野に入れていた

しかし、球団との複数回にわたる話し合いを通じ、複数年契約の提示を受けるなど、条件面での評価やチーム強化への熱意を感じ、権利行使をせずに残留することを決断した

「やっぱりドラゴンズで頑張って優勝したいという気持ちです

愛着あるチームですし、ファンの方には毎年、応援してもらっているので、応えたい気持ちです」と真剣な表情で語った

柳投手は2016年のドラフト1位で中日に入団

制球力と投球術を武器にした彼は、特に2021年には26試合に登板し、11勝6敗、防御率2.20、168奪三振を記録し、最優秀防御率と最多奪三振の2冠を達成した

しかし今季は右肩の痛みで長期離脱を余儀なくされ、14試合で3勝5敗、防御率3.29という成績に留まったため、来季以降に対する思いは強くなっている

彼は「規定投球回と2桁勝利を目指す」と意気込み、「最初は良い成果が出ていたが、ケガが影響し、悔しいシーズンとなった

今後はケガを避けるために、オフのトレーニングで肉体面を強化したい」と語った

現在、チームには潜在能力の高い若手投手が多く在籍しており、柳投手の存在は投手陣の精神的な支柱となる

彼は「来年からもドラゴンズで頑張ることを決めた

契約してくれた球団とファンのために、チームが良い成績を残せるように尽力したい」と決意を新たにした

柳投手は、6年ぶりのAクラス、さらには15年ぶりのリーグ優勝に向け、愛着あるチームで全力を尽くす覚悟を示した

柳裕也選手が中日ドラゴンズと複数年契約を結んだことは、球団にとっても大きなプラスです。チームへの愛情を語りながら、今後の抱負を述べる彼の姿勢は、多くのファンに勇気を与えるでしょう。
キーワード解説

  • フリーエージェント(FA)とは?シーズン終了後、選手が他チームと契約しなおす権利を指します。
  • 複数年契約とは?選手が複数年にわたってそのチームと契約を結ぶことを意味し、選手の安定を図る一方、球団側も長期的な計画が立てられます。
  • 防御率とは?投手がどれだけ点を取られたかを示す指標で、数字が低いほど優れた成績を表します。
  • 奪三振とは?投手が打者を三振にすることを指し、この数字が多いほど投手の実力が高いことを示します。

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