今季は62試合に出場し、打率は2割8厘、ホームランは3本、打点は22という成績でしたが、開幕からの成績低迷が原因で、わずか11試合後に二軍降格を余儀なくされました
5月には岡本選手の故障による緊急昇格を果たしましたが、再び自らの調整不足のため、さらなる挑戦が待っていました
6月に再昇格した後も、7月下旬からは代打の役割が主になり、これが坂本選手にとっては不慣れな環境でした
苦悩を受け止める坂本選手
常連であったオールスター戦から離れた坂本選手は、球宴休み期間中のインタビューで「メンタル的には落ちてるっすね」と率直にその心境を明かしました長年のプレー経験から、プレッシャーを感じていたと語り、打席に立つ時の期待感が薄れてしまったことを反省しました
ファンの期待に応えられない自分
「(自分が)いい意味で期待を裏切ってくれないじゃん打たなさそうやなって打たないから」と語った坂本選手
その厳しい自己評価は、彼がファンの期待を理解しているからこそ出てきた言葉です
給料も高いため、結果を出せない自身に「叩かれるのは当然」と冷静に受け止めています
復活の兆し
不調の中でも坂本選手は成長を遂げ、不慣れな代打として後半戦には打率3割8分5厘を記録し、11打点を上げましたそんな中でも「(スタメンで)4打席立たないとダメ」と来季へ向けた強い意志を示しました
プロ20年目に挑む覚悟
坂本選手はプロ20年目を迎える来季に向けて、「レギュラーを狙いにいくのは当たり前」と意気込みましたこの言葉には、彼のプロフェッショナリズムと意志の強さが表れています
坂本選手の苦悩を聞くと、選手としての責任やプレッシャーの大きさを改めて実感します。ファンの期待も高い中、成績が低迷した時期には辛い思いをすることもありますが、復活への道筋を描く彼の姿勢には感銘を受けます。
キーワード解説
- 打率とは?選手が打ったヒットの数を全打数で割った比率で、選手の打撃力を示す大事な指標です。
- 代打とは?先発メンバーとは異なり、試合中に打席に立つために交代で入る選手のことを指します。

