今大会には32校(一般選考枠30校、21世紀枠2校)が出場する
3月7日の抽選会に先立ち、担当記者が大会の行方を占う
優勝候補の横浜高校
今大会の優勝候補の筆頭として名を挙げられているのが横浜高校(神奈川)である横浜は昨秋の神奈川大会、さらに関東大会を制覇し、明治神宮大会では「平成の怪物」と称された松坂大輔氏を擁していた97年以来の頂点に立つ期待がかかる
現チームの柱は織田翔希投手(1年)と奥村頼人投手(2年)であり、両者の安定したピッチングがチームの強さを支えている
実際、公式戦では15戦連勝という成績を残しており、このままの勢いを続けて年を越した
歴史的な目標、4冠獲得の可能性
今大会における横浜の狙いは、松坂氏らが達成した「4冠(明治神宮大会、春夏の甲子園、国体)」を目指すことであるこれは非常に大きな目標であり、過去にも数えるほどのチームしか達成していない
横浜高校を脅かすチームたち
しかし、横浜の背中を追う学校も存在する特にリベンジに燃える3校には特筆すべきチームがある
まず、広島商(広島)は明治神宮大会決勝では1点差まで追い詰めた実力校
また、近畿大会を制した東洋大姫路(兵庫)は準々決勝で延長11回の末に惜しくも敗れ去った
さらに、健大高崎(群馬)も関東大会決勝で延長10回の末にサヨナラ負けを喫しており、層の厚さが感じられる
期待が高まる抽選会
横浜高校が優勝候補として君臨する一方で、他校も黙ってはいない約1カ月半後に迫った抽選会とその後の大会展開から目が離せない状況である
今回の第97回選抜高校野球大会では、横浜高校が優勝候補として大きな注目を集めている。彼らの実力は非常に高く、過去の栄光に近づいていることが伺える。一方で、他校も強力な競争相手となるため、大会展開には多くの期待が寄せられる。抽選会と実際の試合での戦いが楽しみである。
キーワード解説
- 春夏の甲子園とは?春に行われる高校野球の全国大会で、春の選抜大会と夏の選手権大会があり、特に夏の選手権が注目される。
- 明治神宮大会とは?高校野球界において重要な大会の一つで、日本の高校野球代表が出場するトーナメント形式の大会。
- 国体(国民体育大会)とは?日本の各都道府県が参加するスポーツ大会で、高校野球もこの大会を統括するカテゴリの一つとなっている。

