埼玉西武ライオンズ、来季に向けた若手投手の奮起に期待

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長年、埼玉西武ライオンズの先発投手陣を支えてきた今井達也選手と髙橋光成選手が今オフ、メジャーリーグに挑戦することが決定しました

これにより、西武の先発の層は一気に薄くなり、来季の投手陣にはさらなる奮闘が求められます

チームにとって、ベテラン投手たちの経験の活かし方や、若手選手の成長、そして育成から昇進してくる選手たちの力が融合した時、その時こそ西武の復活が見込まれます

今回、来季の西武での奮起が期待される投手として、武内夏暉選手にスポットライトを当てます

武内夏暉選手のプロフィール

投打 左投左打
身長/体重 187cm/96kg
生年月日 2001年7月21日
経歴 八幡南高 - 国学院大
ドラフト 2023年ドラフト1位(西武)
武内選手は、来季でプロ3年目を迎えます

今井選手と髙橋選手の抜けた今、特に彼の復調が西武には貴重と言えます

2023年のドラフトで1位指名を受けて入団した武内選手は、140キロ台中盤の速球と多彩な変化球を持ち味に、ルーキーイヤーから開幕ローテーション入りしました

開幕戦ではオリックス戦でプロ初登板、初先発を果たし、続く試合でプロ初勝利を挙げたのです

この勝利を皮切りに、前半戦では5勝0敗、防御率1.10と安定した成績を残しました

後半戦は調子が落ちましたが、ローテーションを守り続け、9月30日の日本ハム戦では8回3安打無失点の好投でプロ10勝目を達成

シーズン全体では145回1/3を投げて10勝6敗、防御率2.17の素晴らしい成績を収め、新人王に輝くこととなりました

これにより、チームとしても2007年の岸孝之選手以来、17年ぶりの2桁勝利と規定投球回数の達成となりました

しかし、今季は左肘の不全損傷に見舞われ出遅れることになり、一軍登録は5月14日までずれ込むことになりました

にもかかわらず、同日のソフトバンク戦で先発し、5回1失点の内容で今季初勝利を挙げています

7月4日のソフトバンク戦でも堂々の投球を見せ、4勝目を挙げました

それでも調子を十分には取り戻せず、シーズン終了時には12試合の登板で4勝5敗、防御率5.26と昨季より大きく成績を下げてしまいました

来季こそ新人王の意地を見せて、劇的な巻き返しを狙いたいところです

埼玉西武ライオンズは来季に向けて、若手の武内夏暉選手に期待を寄せています。しかし、先発投手陣の厚みを欠く中で、チーム全体が一丸となり、逆襲を果たす姿が見られるか注目したいです。
キーワード解説

  • 新人王とは? 野球界における最初の年の選手に与えられる最も栄誉あるタイトルで、優れた成績を収めた選手に贈られます。
  • 防御率とは? 投手が何回投げたかに対して、相手に何点取られたかを示す指標で、投手の実力を評価する大切な数値です。

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