巨人の丸佳浩、契約更改で新たな決意を示す
今季、読売ジャイアンツ(通称:巨人)で7年目を迎えた丸佳浩選手が、契約更改を経て新たな2年契約を結びましたこの契約は推定年俸2億円で、前年から1億2000万円ダウンしています
丸選手は開幕前に「右大腿二頭筋筋損傷」という怪我で約2カ月間のリハビリを強いられましたが、5月下旬に一軍に復帰し、90試合に出場しました
その成績は打率.267、6本塁打、26打点と、自己の期待には届かなかったものの、攻守で重要な場面での活躍が光りました
特に8月19日の東京ヤクルトスワローズ戦では、本人にとって初めてのサイクル安打を達成
この「サイクル安打」とは、1試合で単打、二塁打、三塁打、本塁打の4種すべてを打つことであり、その達成は非常に難易度が高い記録です
この試合では初回に2ランホームランを打ち、続けて各種ヒットを打ちました
最後の三塁打を決める際には「ラストは本当に疲れた」と振り返りつつも、「この年齢で達成できるとは思わなかった」と喜びを語りました
守備でも抜群の貢献を示す
さらに、9月15日の横浜DeNAベイスターズとの試合では、守備でも素晴らしいプレイを見せました左翼手として出場し、5回には度会隆輝選手の打球を猛ダッシュで追いかけ、ダイビングキャッチを成功させました
彼自身は「絶対に捕るつもりだった」と話しており、試合の緊迫感の中でも冷静な判断力を保っていました
丸選手は打撃だけでなく守備も堅実で、広島東洋カープ時代からの7年間連続で「ゴールデン・グラブ賞」を受賞した実績があります
しかし、丸選手の道のりは常に順風満帆ではありませんでした
2021年には打撃不振からファーム降格を経験し、2023年は怪我によるコンディション不良が続き、10年連続での100本安打達成の記録が途切れました
にもかかわらず、試練を乗り越えることで昨年は打率.278、14本塁打、45打点の好成績を残し、チームのリーグ優勝に大きく貢献しました
丸佳浩選手の活躍は、彼の経験と能力の証明です。怪我や不振を乗り越えながらも、彼は常にチームのために尽力しています。特にサイクル安打や守備でのダイビングキャッチは、野球を見ている人々に感動を与えました。今後の彼の成長と活躍が期待されます。
キーワード解説
- サイクル安打とは? 一試合で単打、二塁打、三塁打、本塁打の4種類全てを安打として記録することで、非常に難易度が高い。
- ゴールデン・グラブ賞とは? プロ野球において守備の優れた選手に贈られる賞で、守備力を重要視される。

