契約金は15万ドル、約2300万円となります
京山投手の加入は、来年から導入される「アジアクォーター制度」を活用したものであり、この制度はKBOによる外国人選手獲得の円滑化を目的としています
これまでKBOでは各球団が最大3名の外国人選手を保有できるとされていましたが、アジアクォーター制度の導入により、最大4名まで可能となり、同じ試合に4選手が出場することも可能になります
この制度の導入により、選手層の厚さが競争力を高める要因となると期待されています
実際に、来季からは前ソフトバンクの武田翔太投手がSSGランダース、前西武の田村伊知郎投手が斗山ベアーズに加入することが決まっています
京山投手は、滋賀県の近江高校から2016年のドラフト4位でDeNAに入団しました
彼は2018年4月1日のヤクルト戦でプロ初登板、初先発にして初勝利を挙げるなど、期待される投手でした
しかし、今季は一軍での登板がなく、通算成績は84試合中49試合が先発で14勝23敗、6ホールド、防御率4.60となっています
DeNAから戦力外通告を受けた後、京山投手は現役続行を強く希望し、合同トライアウトには参加せず、移籍先を探していました
そして、11月には韓国・ロッテの秋季キャンプにテスト生として参加し、その後入団が決まりました
ロッテジャイアンツの公式インスタグラムでは、京山投手が韓国の音楽に親しんでいる様子が公開され、特に韓国ガールズグループ「BABY MONSTER」の曲を登場曲に使用したことを明かしました
また、韓国野球に対する期待感を語り、「もてる力を最大限発揮し、フォークをここぞという時に使いたい」と意気込みを伝えています
これからロッテジャイアンツで元NPB戦士たちと共に新たな挑戦が始まることになります
同日、ロッテは今季阪神で1軍投手コーチを務めた金村暁氏の投手総括コーディネーター就任も発表
また、前阪神のビーズリーと元ヤクルトのロドリゲスの獲得も発表されています
京山将弥投手の韓国ロッテジャイアンツへの入団は、アジアクォーター制度を利用した新たな挑戦になります。彼のプロキャリアの中で成績に波があったものの、韓国リーグでの成功を狙う彼の足がかりとなることでしょう。ロッテジャイアンツの外国人選手の枠が拡大する中、京山選手がどのように活躍していくのかに注目です。
キーワード解説
- アジアクォーター制度とは?アジアクォーター制度は、KBO(韓国プロ野球)の外国人選手の獲得を円滑にするために設けられた制度です。この制度を使うことで、各球団は最大4人のアジアの外国人選手を保有でき、同時に試合に出場することも可能になるため、チームの競争力を高める助けになります。
- 投手とは?投手は、野球のポジションの一つで、バッターにボールを投げて打ち取る役割を担います。特に、ストライクを取るための球の配球や、打たせて取る戦術が重要視されます。
- フォークとは?フォークは、野球の投球技術である「変化球」の一種です。投手がボールを投げる時に、指の使い方を工夫することで、急に落ちるように投げる球種で、バッターにとっては非常に打ちにくい球です。

