京山将弥投手が韓国ロッテジャイアンツに入団、アジアクォーター制度を活用

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韓国プロ野球(KBO)のロッテジャイアンツは、12日にDeNAから戦力外通告を受けた京山将弥投手(27)の獲得を発表しました

契約金は15万ドル、約2300万円となります

京山投手の加入は、来年から導入される「アジアクォーター制度」を活用したものであり、この制度はKBOによる外国人選手獲得の円滑化を目的としています

これまでKBOでは各球団が最大3名の外国人選手を保有できるとされていましたが、アジアクォーター制度の導入により、最大4名まで可能となり、同じ試合に4選手が出場することも可能になります

この制度の導入により、選手層の厚さが競争力を高める要因となると期待されています

実際に、来季からは前ソフトバンクの武田翔太投手がSSGランダース、前西武の田村伊知郎投手が斗山ベアーズに加入することが決まっています

京山投手は、滋賀県の近江高校から2016年のドラフト4位でDeNAに入団しました

彼は2018年4月1日のヤクルト戦でプロ初登板、初先発にして初勝利を挙げるなど、期待される投手でした

しかし、今季は一軍での登板がなく、通算成績は84試合中49試合が先発で14勝23敗、6ホールド、防御率4.60となっています

DeNAから戦力外通告を受けた後、京山投手は現役続行を強く希望し、合同トライアウトには参加せず、移籍先を探していました

そして、11月には韓国・ロッテの秋季キャンプにテスト生として参加し、その後入団が決まりました

ロッテジャイアンツの公式インスタグラムでは、京山投手が韓国の音楽に親しんでいる様子が公開され、特に韓国ガールズグループ「BABY MONSTER」の曲を登場曲に使用したことを明かしました

また、韓国野球に対する期待感を語り、「もてる力を最大限発揮し、フォークをここぞという時に使いたい」と意気込みを伝えています

これからロッテジャイアンツで元NPB戦士たちと共に新たな挑戦が始まることになります

同日、ロッテは今季阪神で1軍投手コーチを務めた金村暁氏の投手総括コーディネーター就任も発表

また、前阪神のビーズリーと元ヤクルトのロドリゲスの獲得も発表されています

京山将弥投手の韓国ロッテジャイアンツへの入団は、アジアクォーター制度を利用した新たな挑戦になります。彼のプロキャリアの中で成績に波があったものの、韓国リーグでの成功を狙う彼の足がかりとなることでしょう。ロッテジャイアンツの外国人選手の枠が拡大する中、京山選手がどのように活躍していくのかに注目です。
キーワード解説

  • アジアクォーター制度とは?アジアクォーター制度は、KBO(韓国プロ野球)の外国人選手の獲得を円滑にするために設けられた制度です。この制度を使うことで、各球団は最大4人のアジアの外国人選手を保有でき、同時に試合に出場することも可能になるため、チームの競争力を高める助けになります。
  • 投手とは?投手は、野球のポジションの一つで、バッターにボールを投げて打ち取る役割を担います。特に、ストライクを取るための球の配球や、打たせて取る戦術が重要視されます。
  • フォークとは?フォークは、野球の投球技術である「変化球」の一種です。投手がボールを投げる時に、指の使い方を工夫することで、急に落ちるように投げる球種で、バッターにとっては非常に打ちにくい球です。

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