楽天・辰己涼介、ブルペン入りを意欲的に予告 – 投手への挑戦と本業の両立

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楽天の辰己涼介外野手(28)は、春季キャンプが行われている沖縄・金武町にて取材に応じ、今後のブルペン入りに関する意欲的な発言をしました

具体的には、「あまり(投手を)邪魔するわけにはいかないんですけど、第3、第4クールあたりで1回はブルペン入りたいと思っている」と述べ、キャンプ中に投手活動を行う計画を示しました

辰己選手は、個別練習の一環としてウエートルームで投球動作を繰り返し、投手としての準備を進めています

このような姿勢は、彼自身が憧れを抱いている選手、イチロー氏の影響もあるとされています

イチロー氏は野手としても非常に成功した選手ですが、辰己選手は彼のオールスターやメジャーリーグでの投球を見て、強く影響を受けたようです

辰己選手は、「今シーズンどこかでは絶対投げる

点差があいて枚数が足らなくなったら投げてくれってなるかもしれないし、オールスターで投げさせてもらえるならコンディションを上げないといけない」と語り、投手としての出場に強い意欲を見せました

さらに、「手の内は明かしたくないので、伏せておく」と発言し、自らの持ち球については秘密にする姿勢を崩していません

彼は契約更改時に「25勝0敗」を目標に掲げたものの、あくまでも本業は野手であることを強調しています

今年度の個人目標として「トリプルスリーと1登板無失点」を設定し、野手としての成長と投手としての可能性を両立させたいと考えているようです

この日の取材で、三木監督は辰己選手に対し「あとは肩の状態次第ですが、まずは100%野手でやってもらいます」とコメントしました

これは彼の投手としての挑戦が、あくまで副次的なものであることを示しています

今回の辰己選手の発言は、彼の多才さを示しつつも、本業へのフォーカスを忘れない姿勢が印象的です。また、チーム内での競争が、さらなる成長につながる可能性があるため、注目すべきポイントと言えるでしょう。
キーワード解説

  • ブルペンとは?  ブルペンは、試合において投手が出場前にウォームアップを行う場所を指します。通常はベンチの近くに設けられた専用のエリアで、選手が試合中のプレーの準備をするための場所です。
  • トリプルスリーとは?  トリプルスリーは、プロ野球で特に難しい成績のひとつで、同じシーズンで「打率3割」、「HR(ホームラン)30本以上」、「盗塁30個以上」を達成することを意味します。これを達成することは、選手にとって非常に名誉なこととされています。

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