ソフトバンク・赤羽蓮投手が打撃練習で手応え示す、復活への道のり

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◆ソフトバンク春季キャンプ(6日、筑後) 福岡ソフトバンクホークスの育成3年目、赤羽蓮投手(20)が春季キャンプの一環として室内のファーム施設で実施された打撃練習において、打撃投手としての役割を果たした

これは、昨年8月に腰椎分離症を患った後、初めて打者相手に球を投げたもので、赤羽投手は「久しぶりだったので、感触を確かめながら投げた」と充実した表情を見せた

赤羽投手は、打者5人に対して真っすぐとカーブを交互に織り交ぜて26球を投げ、その結果、安打性の当たりは2本にとどまった

「途中で球が高めに浮いてしまったが、もう少しゾーンで勝負したかった」と反省の言葉も漏らした

茨城県の霞ケ浦高から2023年に育成ドラフト1位で入団した赤羽投手は、身長1メートル88センチの長身から最速152キロの速球を投げる才能を持ち合わせている

昨季は、支配下登録の期限となる7月末まで投げ続けたが、8月に腰椎分離症と診断されたため、昨年12月までリハビリでの調整を強いられた

「1年通して投げることができなかったので悔しかった」と振り返った

また、12月下旬からは地元の施設で投球フォームの改善に取り組んでおり、体の動きを見直すことで改善が見られている

「おととしから投げる感覚があまり良くなかったが、今は気持ちよく投げられるようになった」と手応えを口にしている

「勝負をしないといけないのは毎年変わらない

しかし、節目の3年目として覚悟を決めて1年間投げていきたいという思いがある」と語り、悔しさを成長の糧にする決意をしっかりと示した

今後の成長に期待がかかる

赤羽蓮投手の復活に向けた取り組みは、将来のスター選手としての期待が高まります。若手選手は怪我やトレーニングで多くの苦難に直面しますが、諦めずに努力を続ける姿勢が重要です。彼の成長がソフトバンクにどのような影響を与えるのか、今後のステップに注目が集まります。
キーワード解説

  • 腰椎分離症とは?脊椎の腰の部分で発生する病気で、通常、長期間の負荷が影響することがあります。
  • 育成ドラフトとは?プロ野球チームが若手選手を支援するために設けられた特別なドラフトで、育成選手として契約される選手が対象です。
  • 支配下登録とは?プロ野球チームの選手登録の一つで、支配下選手として公式戦に出場が可能な選手を指します。
  • フォーム改善とは?選手が投球や打撃時の姿勢や動きを見直し、パフォーマンスを向上させるための練習やメニューです。

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